気温が上がり、夏に向かう時期になると頻繁に耳にするようになるのが「熱中症に気を付けて! 水分補給はまめに摂りましょう!」そして反対の気温が下がり、冬に向かう今の時期になると・・・?
暖かな部屋などからトイレやお風呂の移動による急激な温度変化による血圧の上下により起きる「ヒートショック」に気を付けて!と・・・
急な血圧の上下により心臓に負担がかかり「心筋梗塞や脳梗塞、脳出血」「不整脈」これらにより「めまい」や「失神」を起こすと言われており!
ある研究結果では、この「ヒートショック」に関連した入浴中急死は年間に2万人近くと推定され、交通事故による死亡者数を上回っていると言います! 厚労省から令和4年の統計の発表では「不慮の溺死及び溺水の死亡者数は8677人だと・・・
今回6日に自宅の浴室で亡くなっているのが見つかった俳優・歌手の「中山美穂さん」も、発表では事件ではなく不慮の事故の可能性!と言われておりますが、今まで毎年寒くなるこの時期になると耳にしていた「ヒートショック」! 身近ではないですが、テレビなどで目にしたり耳にしたりしていると、勝手に身近に感じていた方がこういった形でお亡くなりになると、改めて気をつけないと!と思ってしまいますがみなさまもでは・・・?
特に気をつけないといけない!と言う方は、年齢が上がるに従い血管や血流に負担がかかってくるために「65歳以上のみなさま」そして「狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、脳出血など脳疾患にかかった経歴の有る方」「高血圧や糖尿病等の持病をお持ちの方」これからの時期他人ごとと思わずに・・・
また、原因が温度の上下による血圧の変化ですので「お酒を飲んだ後や食直後」の入浴は危険に、さらに「熱いお湯を好む方」や「浴室や脱衣所、トイレが寒かったり、お風呂場の床がタイルで有ったり」「リビングと浴室やトイレの距離が離れている!」と言うような事にも注意をするのが大事だと言います!
ヒートショックは年齢の高いほどリスクは高くなると言いますが、とは言え!若い方でも当然起こすことはあります、決して油断はできないのです、そしてそれを防ぐには?
原因の温度差をなくすために、極力お風呂などの脱衣所やトイレなどはヒーターなどで事前に温めて置くのが良く、浴室なども入る前にお湯シャワーをかけたり、浴槽の蓋を開けて置いたり!などの方法で浴室全体を温めて置くのが対策になると!
また夏と同じで、入浴により汗をかくことで血管が詰まりやすくも・・・!入浴前後に水分をしっかりとるのも予防に・・・! また年齢が高くなると寒い時期、つい入るお風呂の温度を上げて!とやりがちですが、お湯の温度が41度以上になると浴室での事故が増える!と言う報告が有ります、寒いこれからの時期、熱いくらいのお湯にゆっくりと・・・!と思いますが、それ危険! 「41度以下で10分以内」が上手な入浴の仕方だと言います!
万が一入浴中に「めまいやふらつきが!」と言う時には無理に立ち上がろうとせずに、身体を低くして気分が落ち着くまでじっとして待ちましょう!
もしも、湯船の中で起きた時にも無理に出ようとしないで、溺れるかも?と思った時には、家族に声を掛け!いざとなれば、お風呂のお湯を抜いてしまう!と言う事も必要になる事も、今週末からはさらに寒くなると言います、みなさまこの時期の入浴、出来る予防は行いながら温まりましょう!
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