鳴り物入りで・・・!の様な登場のアルツハイマーの治療薬がアメリカに続いて世界で二か国目に日本での発売が決まりました!
今月20日より保険の適用になり、そのお値段は?と言いますと、最近の研究開発技術の高度化により高額薬が増えているとは言いますが、まさにその通りの様な!保険適用薬なので「薬価」と呼ばれますが体重50㎏の方で年間298万円だそうです!
なんか「298」と数字だけ見ると!通販や安売りの販売価格のような・・・? とは言え、単位はその後に「万円」ですから思わず「うーん!」とため息の様な・・・!
でも、安心ですよ健康保険が使えますから「高額療養費制度」を利用しすれば70歳以上の方で年収が156万~370万で有れば自己負担額は年最大14万4千円になるといいます!
認知症の中でも発症率が高いのが、この「アルツハイマー型認知症」だと言います、またこの病気は高齢の方に限ったものではなく、若い方も発症することも少なくないと言います、そのための治療薬なのですからありがたい!と言う事になるのかもしれませんが、でも残念ながらこの薬「治療薬!」ではないのです!
「アルツハイマー型認知症」の原因は「アミロイドβ」や「タウタンパク」と呼ばれるたんぱく質が脳に以上に溜まる事により脳神経の変性を起こし、それにより脳の記憶にかかわる器官「海馬」を委縮させることから始まり、少しづつ脳全体に広がっていくのだそうです!
と、ここまで分かっていながらなぜにこのたんぱく質は脳に溜まるのか、いまだにはっきりとした原因が分からず結局「治療薬」までは至っていないのだと!
今回の薬も症状の進行を緩やかにする効果!だそうで、使用する対象者は「軽度認知障害や軽度認知症」の方になるそうです、また投与する期間も原則1年半と決まっており、途中で症状が中等度まで進んだ場合は使用を中止して、状態の再評価がされるのだと言います!
また副作用も半年以内に起きやすい!と言う事も有り、投与中にも定期的なMRIなどの検査も必要になると言う事から、使われる病院も限られていると言います!
当然本人が一番つらいのでしょうが、ご家族などにもお金を含め負担がかかる病気!ならばせめて日頃から「予防」を・・・!
なのですが、その原因がはっきりしていない!と言うことあり、薬と同じでこれ!と言った予防法が現在ないそうで! 日頃からかからない様な生活「バランスの良い食事!」「適度な運動!」「十分な睡眠!」「禁煙」「節酒」そして日頃から新聞や本などを読んだりパズル、計算等脳を使う様な活動をすることが良い!と言われております「トランプやマージャン、将棋、囲碁」等まさに!だそうですよ!
生活習慣はどんな病気の予防にもかかわってくるのですね! 昨日の人類が高度な文化や文明を持つようになったのも「直立二足歩行」になり、手や指を使う様になって脳が発達、活性化したとありましたが、まさにお休みだからとボーっとしすぎるのも危険!と言う事のようですよ!
せめて「禁酒」でなくお酒は節制して!と言う事ですので、ほどほどにして知的活動を取り入れましょう!
老いも若きもと誰でもが認知症に・・・!ですから、今まで通りの生活を続けるためにも予防につながる習慣を取りいれましょう!
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