つい2,3日前にニュースになっておりました「10代の子供達のオーバードーズ」! 「オーバードーズ」とは?薬を過剰に摂取することを言います!
厚労省が昨年の9月から10月の、薬物関連の患者さんがいる!と回答した精神科医療施設232カ所、患者2733人を調査した結果、全年代で乱用した薬物の一番は何か?と言いますと、やはり!と言って良いのか、それは「覚せい剤」で「53.5%」を占めていたと言います!
ただ、その年代の中の10代に限ってみてみると、使用薬物の一番は「65.2%」が「市販薬」だったと言います! 「市販薬」ですから、普通にドラッグストアなど行くと買える薬で、便利な現代では、ネットでも注文して買える薬の事です!
このように「市販薬」の乱用!と言うのは、2014年の調査では全くなかったと言います!それが2年後の調査の時には「25%」と、統計に顔を出し始め、調べる毎に、その比率は伸びて、2018年には「41.2%」2020年には「56.4%」になり、そして昨年の「65.2%」と増加していると言います!
この原因は?と言いますと、この「市販薬」乱用の背景には、先ほども書きましたが!「市販薬」のネット販売が関係しているのではと言われております!と、言うのも、この市販薬のネット販売ですが、丁度2014年から解禁になっていると・・・!
10代の方だけではないのでしょうが、でも使用される、この市販薬の多くは「咳止めや風邪薬、鎮痛剤」などが多いく! これらの商品には、成分として「覚せい剤」の原料にもなる薬品や、また「麻薬」になるものも含まれているのです!
これらを使う目的も、本来の働きの「咳を止めたり」「頭痛」を改善したりと言う物でなく、不安の緩和や意識の増進、また抗うつ作用を期待して・・・!なのですが、求める作用の成分は短期間で、求める効用は切れてしまうために、使用量がどんどんと多くなり、最終的には薬を飲まないと、反対に「焦燥感や抑うつ気分、発汗」などの症状が出るようになり、それこそ「覚せい剤」の様に!薬をやめることが出来なくなってしまうのです!
このような事が起きていることを心配して、厚労省では薬局で販売するときには「原則1人1箱」と、それ以上買うような時には、その理由を聞くように義務付けてはいるのです!
ところが、そんな薬局に出向いて・・・!ではなく、ネットでの販売!と言う事がありますが、ここでも、もちろん電話やオンラインなどを活用して、その使い方などの説明があるのですが、それでもお店に直接出向いて、顔を合わせて!と言う、事からすると、だいぶハードルは下がり、比較的買いやすくなってしまう!と言う事から、この若者の「オーバードーズ」と言う問題、なかなか大変なことになっていると言います!
もちろん、薬ですから飲み過ぎれば?「重い肝臓障害」にかかったり、幻覚や錯乱、けいれんなど意識障害なども起こし、時には「致死」と言う事にも・・・?
「心の相談窓口」は地域の「保健所や保健センター」また都道府県などに設置されている「精神保健福祉センター」などがありますから、ネットでホームページなどで調べて、電話などしてみるのが良いと・・・!
また、お薬の依存と言うような話は「依存症対策全国センター」のホームページより「専門の医療機関」を探し出すこともできますので、止めたいけど、つい!と、続けてしまっているようなみなさまは、同じように相談なさるのが良いと思います!
さー、さー「善は急げ!」ですよ!
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