侮れない!

新入学や新社会人と、新しいピッカピカの一年生が誕生しての4月、その中でも特に今年から小学校の1年生は本当のピッカピカ! 学校に通いだし、まだ数日でしょうが、元気に行けてますか?早くも行くのが嫌に・・・!なんてなっていないでしょうか?
「うーん?」と考える子もいらっしゃるのかも?ですが、でも「給食」があるから楽しい!なんていうお子様多いのではないのでしょうか!
確かに、コロナ禍の中では、座る席も距離を開けてや、ひたすら「黙食」を・・・!  なんて言われておりましたが、それもこの春からは、だいぶ緩やかにはなってきているようで、ようやくまた楽しい給食が・・・始まりつつあるようですが、でもその給食が始まる事で発見を・・・!と、言う事があるのですが、なんだと思いますか?
それは「食物アレルギー」なのです!
今まで分かっていなかった食材による「アレルギー」が、給食を始めて食べ!発症することが起きるのだと!  もちろん、事前に「食物アレルギー」が分かっている時には、保護者と学校側がその情報を共有して、給食などの食材の対応にも気を付けてもらえるのですが、その「食物アレルギー」の事が分からず、ないはず!と思っていたら・・・?給食で初めて・・・!と言う事も、現在では少なくなってきてはいるとは言いますが、まだ起きていると言います!
現実に救急などの相談の内で「食物アレルギー」と疑われる件数は、その中の半分以上が、給食などで初めてアレルギーを発症している物だと言います!
「食物アレルギー」は原因となる食べ物を食べて起きる症状で、多くは食べて反応は2時間以内が多いと言われますが、早いと直後から30分間くらいで現れると言われます!
その主な症状と言いますと? 「全身性のアナフィラキシー」これが約10%、「目やのどのかゆみ、腫れ」などの粘膜の症状が「30%」、他にも「咳やゼイゼイした呼吸」などの呼吸器は「40%」、「かゆみや蕁麻疹」と言った皮膚症状は「85%」にも・・・、そして「下痢や嘔吐、腹痛など」の消化器の症状は「30%」ほどに現れる!と最近の調査で報告されていると!
もちろんその中でも怖いのが、複数の症状が重なる「アナフィラキシー」、脈が速くなったり、ぐったりしたり、意識ももうろうとして、血圧も下がる「アナフィラキシーショック」です!
「アナフィラキシーショック」を起こした時には、30分以内に適切な治療が出来るか?と言う事が大事だと言われております!
すでに学校に上がる前に「食物アレルギー」の有ることが分かっている時には、事前に万が一そのような症状の時には?と、お薬が処方されている事が最近は多いですが、しかし、これは分かっている人だけなので!学校で急に!と言う時には、いかに早くその症状に気づき、医療機関に連絡して行くか!と言う事が重要な事なのです!
学校と言う、両親の気が付かない所なので、まずはお子様にも、給食を食べていて、喉がかゆいとか体がかゆい、なんとなくでもゼイゼイしてきた!などの症状に、本人でも周りの友達でも気が付いた時には、すぐに先生や近くの大人に声をかける事!このことを教えておくことも大事な事なのかもしれません!
お家の中でも、普段の食事の時には気を付けておくのが大事なことですので、この時期には!特に今日の給食の話で「美味しかった!とか、食べられなかった!」など、何気ない学校の話をする事から、自分でなくても友達がと・・・!意外なことから「食物アレルギー」の発見につながるかもと? そんなこともあるのではないのでしょうか!
「かゆみや蕁麻疹」ちょっとくらいだと、そのままに・・・!と言う事もあるかもしれませんから、特にピッカピカの一年生をお持ちのみなさま、学校生活の話、侮れませんよ!
処方箋調剤、在宅と地域の健康作りの助けになる薬剤師、チーム医療に参加する薬剤師の教育に力を入れる「サン薬局」です!
地域の「かかりつけ薬局」「かかりつけ薬剤師」の「サン薬局」です!