「レジオネラ菌、大したことはない大丈夫!」「消毒のにおいが嫌いなので実施していなかった!」と言ってしまっている、老舗旅館の運営会社の社長!
これこそ「開いた口が塞がらない」と言う事ではないのでしょうか! 過去には「昭和天皇」もお泊りになられたと紹介されておりましたが、まさかその時も・・・?と言う事はないでしょう?が、もしもこの時にも、今回と同じよう温泉のお湯の入れ替え、年に2回ほどで、さらに消毒の「塩素」も使ってなかったとしたら?
代々引き継がれ・・・で!自慢の様に!それでも「天皇陛下」も入られて、なんともなかったのだから「大丈夫!」と言い伝えられている・・・とか? 、まさかまさか!そんなことないですよね!ちゃんとお入りなる前には、お湯の入れ替えはしたのでしょう?
今回「たいしたことない」と言っていた「レジオネラ菌」ですが「レジオネラ属菌」は広く川や湖や土におり、アメーバなどの原生動物に寄生して、20度から50度ほどで増殖をすると言います! その中でも活発に増殖をする適温は?と言いますと、36度ほどだと言います!
感染には「レジオネラ属菌」を含んだ、非常に小さな水滴のエアロゾルを吸い込んだり、菌を含んだ水を飲みこんでしまう事で「レジオネラ症」と言う病気にかかると!
「悪寒や高熱、頭痛、筋肉痛」などを起こし、咳や胸痛、呼吸困難なども伴う事も、その症状は日が経つに従い重くなり、水溶性下痢、意識障害、歩行障害などを伴う事もあり、適切な治療を行わないと死亡する可能性もあると言います!
予防には、ともかく「レジオネラ属菌」に汚染されたエアロゾルを吸い込まない様にすることだと!
とは言え、今回も基準値の3700倍の「レジオネラ属菌」が・・・!と言う事ですし、まさか全国でも有名な「老舗旅館」と思い、宿泊をしているのですから、多少はお風呂の底がヌル!としていても、それは温泉だから!と、きっとみなさま「いい湯だな!」と感心して入っていたのでしょうね!
江戸時代でした?つい1か月前に行った節分、豆まきとは別に、この時代、玄関先に魔除けのためにイワシの頭を吊るす!と言う習慣があったと言いますが、それに由来して「鰯の頭も信心から」と言うことわざがありましたが、まさにそれと同じで「老舗」だから!と、何でも良い方に・・・!
しかし、この責任者の思い込みに付き合わされた、お客様は許せないですよね! お風呂上りに「いい湯だった、いい湯だった!」と言っていたのはいったい何だったの?と言う事で、それこそ「どうする?」では!
では、温泉ではないですが、いったい毎日入っていると思いますが?お家のお風呂のお湯、みなさまいったい何日くらいで替えておりますか? 今回の温泉の様に、不特定多数と違い、決まった人数で、それも家族だけですが・・・?
まして、ここ最近のガス代や電気代、水道代も!と、なんでも料金の上がる時代ですから!
直近では、もちろん家族の人数により違いはありますが、多くは2日で替えている!と言うご家庭が多いそうです!
残念ですが、お家のお風呂のお湯でも細菌が含まれており、時間の経過により増えていくそうです! そしてそのお湯に含まれる細菌の数は、誰も入っていないまっさらのお湯の時にはごく少量ですが、人が入る事により1晩経過することで、まっさらの時の1000倍に増えると言います! もちろんここに「レジオネラ属菌」も・・・なのです!
とは言え、お風呂の残り湯に繁殖する細菌のほとんどは、人ともともと共生している物がほとんどなので、細菌!と言うとなんだかすべて危険、汚い物!のように思いますが、そこのところは心配するほどの事ではないと言います!
でも、やはり残り湯は細菌が日を追うごとに増殖する場にはなるので、衛生的に!と考えると,お風呂のお湯は、その日の内に…!と言うのが理想だとは言います!
せめて水道代やガス代、電気代の事を考え、譲っても「2日に1回のお湯交換」が健康にもコスパも良いと言いますよ!
まさか?今回の「老舗旅館」の責任者の様に「大したことはない大丈夫!」なんて思ってはいませんよね!
さーみなさまは、今までは・・・? そしてこれからは…? 「どうする!」
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