先ず今日はこの写真から・・・! これ何という果物でしょうか、ご存知ですか? 先日もスーパーで見かけましたが、それほど頻繁には見ていなかったです! さー、いったいなーんだ?
ちなみにこの名前を漢字で書くと「晩白柚」と書きますが、なんと読めば・・・? そのまま「ばんしろゆ」?惜しい!が・・・ではありません!
この果物「ばんぺいゆ」と言うらしいです! と言うか、私も聞いたことがあるような・・・?くらいで、実際に見たのは初めてかも?の様なはっきりしないのですが、でも今までもそれ程お目にかかっていなかったように思います!
見た目の様に柑橘類の仲間で、果実が大きく皮が厚い「ザボン類」に入り、その中でも特に大きさなどが目立ち、世界最大の柑橘類とされていると言います!
今回のこれが直径が「20センチメントール」ほどですが、これ以上の25センチになるものも珍しくはないと言います! 珍しいからなのか?フルーツとしては高級品として海外などでも人気があると言います!
調べてみると、原産国は「マレー半島」だと! 日本には1920年に植物学者の「島田弥市さん」と言う方が、ベトナムの船の上で初めて食べた時に、あまりにも美味しかったと言う事で、サイゴンの植物園にお願いして、その株を分けてもらったらしいのですが、当時はその栽培法が分からずに、普及することはできなかったそうです!
それが1930年に台湾から鹿児島県の果樹試験場に「晩」でなく「白柚=ぺいゆ」の株が入り、最適な環境の「熊本県八代地方」で品種改良が行われ、現在の「晩白柚=ばんぺいゆ」が生まれ、現在八代市の特産品になっているそうです!
2005年と2015年に収穫された「晩白柚」が、世界でも最も重いザボン類としてギネス世界記録に認定されていると! その大きさは直径が「29センチ」重さは?なんと「4859.7グラム」だと言います! もちろん、その生産地は?と言いますと、国内の97%が熊本県で作られていると言います!
露地物は丁度今回私の手元にある様に、1月中旬ころから出荷が始まり、お歳暮などの贈答用のハウス物は12月上旬あたりから出荷が始まっていると言います! まさに今が旬!と言う事に・・・
同じように現在盛んに見ることが出来、甘いものが多いミカン!と同じ柑橘系ですが、ミカンと比べて、なりの大きな割にはその果肉はそこまで大きくなく、この黄色の皮の下に「アルベド」と呼ばれる、白いスポンジ状の部分が結構な厚さで有り、このアドベルが多いほど美味しいとされているそうです!
もちろん、普通に果肉は直接食べるのですが、厚い皮はザボン類のブンタンなどと同じように、お砂糖などで煮て「ザボン漬け=砂糖漬け」にして食べたりすることが出来ると言います!
ほどよい大きさであまり手間もかからないミカンなど比べると、なんだか面倒な・・・?食べ物の様に思いますが、まー珍しい!と言う事で、一緒に入っていた「晩白柚のむき方」に従い、むいて頂いてみたいと思います!
みなさまも今が旬ですし、たまに見かけますから! その時には、一度くらい、世界一の大きく重いミカン?試してみては如何でしょうか!
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