ほぼ!

江戸時代の俳人「与謝蕪村」により詠われた「菜の花や月は東に日は西に」の俳句ですが、ご存じですよね!
最初この詠を聞いた時には「月は東に沈み、お日様は西に沈む!」と、沈む方向が違うのだ!と思っていたのですが、とんでもない勘違いでしたねー!  でも、子供の頃って同じようなことありません?勝手に判断していて、大人になり、今さら?と気づかされること・・・ 
ちゃんとお日様もお月さまも沈む方向は西ですよね!
では「与謝蕪村」の詠の「月は東、日は西」と言うのは・・・?  何のことはない、その歌を詠んだのは、神戸市の六甲山地の「摩耶山=まやさん」を訪ねた時の物で、その時に西の空には夕日が沈みそうに!さらには東の空には月が上がり始め!と、同じ時刻に西、東にお日様とお月さまが見え、菜の花の咲く時期であった!と言う事だと・・・
菜の花ですから、春の頃で、この月は満月なのかそれとも三日月なのか半月なのか・・・?  と言う事で、この時の月は地球を挟んで東と西に「ほぼ一直線」にと言う事から考えると「満月」なのです!
ただ本当の一直線であれば、月には地球の影が出来? 「月食」に!
故に「ほぼ」と言う事で、東の空に月が見える!と言う事は満月と言う事になるのです!
そして同じような事が、まさに昨日見られましたよね!  
残念ながら「月は東に日は西に」とはいかず、お日様の方が少し早く沈んでしまったのですが、さほど時間を空けずに、東の空に大きな真ん丸のお月さまが・・・!  みなさま見られましたか?
昨日「スポーツの日」!日没は「17時14分」そしてお月様が顔を出したのが「17時34分」!  おしい!わずか20分の違いで与謝蕪村の心にはなれませんでしたが、その昨日は「満月」だったのですよ!
上がり始めの18時少し前は低かったですが、東の空に大きくピンクぽいオレンジの月が、時間が経つに従い、高い位置に、そしてオレンジも白っぽい色に変わって行きましたが、真ん丸のまぶしい様に光っておりました!  今日の月の出は「18時2分」と少し遅めですが、ほんの少し欠けている程度、ほとんどわからないほど!
夕方には西の空は雲が出ておりましたが、東は比較的雲もなくきれいな空でしたので、きっと今日も見えますよー!
今月10月の満月は、アメリカの先住民が狩猟の最適な月と言う事から名付けられた「ハンターズムーン」と呼ぶそうです!
昼間の秋の空もきれいですが、夜の空は青黒く見えますが、そこに浮かぶ今日は「ほぼ満月!」 見上げてみるのも、昼間と違い空気も冷たくなり「秋」を感じるのではないですか!
処方箋調剤、在宅と地域の健康作りの助けになる薬剤師、チーム医療に参加する薬剤師の教育に力を入れる「サン薬局」です!
地域の「かかりつけ薬局」「かかりつけ薬剤師」の「サン薬局」です!