見た目、食べた目とは違い!

ここしばらくお天気は曇りや雨とはっきりしない日が続いておりますが、まさに残暑!蒸し暑さが戻ってきております!
「涼しい物!」と決めて、書いている8月ですが、なかなか的を得ての「涼しい物!」が毎日とは・・・いない事も・・・!  それにしても、その8月も残すことろ7日ほどになりました!が、月が替わると、それこそ秋の代名詞的な「食欲や運動」などに変われるような涼しさが出てくるのでしょうか?
夏本番のあのカーっとした暑さでなく、まさに残暑と言うこの蒸し暑さですが、そんな今日の「涼しい物」は、久しぶりに頂きました「ところてん」です、みなさまもこの夏、食べましたか?
私が子供のころには夏になると、おやつで毎日のように食べていたように思うのですが、最近は余り食べる機会がなくなり、今日頂いたのが久しぶりでした! でも今日頂いた「ところてん」!私が子供のころに食べていたものとはちょっと違いました? と言うのはその味で、子供のころのおやつには確か三杯酢でしたから、ちょっと酸っぱい味でしたが、今日のは・・・?と言いますと、なんと酸っぱくなく、甘い!
と言うのも、かかっていたのは「三杯酢」ではなく「黒蜜」で、さらにそこに果物が乗っておりました!  どちらかと言うと、これ「みつ豆?」と言う感じで、ただ中に入っていたのは寒天ではなく、確かに細く麺の様な形の、あの「心太=ところてん」!
で、聞いてみたのですが、なんでも出身が関西!と言う事で、関西ではところてんは黒蜜をかけて食べるのだそうです!  へーっ!ご存じでしたか?
もちろん関東や中国地方など、多くの地域は三杯酢や二杯酢をかけて、そこに和からしを添えて、さらに何故か?一本の箸で食べましたよ!
「ところてん」は、俳句を作るときにも夏の季語になるといいますので、やはりこの暑いときの「涼しい物」には最適な物に・・・!
江戸時代には庶民のおやつや間食として食べられていたといいますし、天秤で担ぎ、ところてん売りと言う商いがあったといいます!  この時代は関東、関西、両方の食べ方になるような?「お砂糖かお醤油」どちらかをかけて食べられていたといいます!
もちろん作る原料は「天草」で、見た目、何の栄養もないように?  でも、その見た目通りでカロリーは100グラムで2㎉とほとんどないのですが、ところがぎっちょん!なのです、このところてんには、現代人には不足している!と言われる「食物繊維」が入っているのです!
その食物繊維の中でも「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の2種類があり、その両方を含んでいるのです!
「不溶性食物繊維」は水分を含むことで、便の量を増やし、便通を促す働きが、さらに「水溶性食物繊維」は血糖値の上昇を穏やかにしたり、コレステロールを体の外に出したりする働きが!
また、両方ともに「腸内細菌」のえさとなり、善玉菌を増やし、腸内環境を整える働きがあるのです!
他にも「カリウムやヨウ素」も含まれており、成長期のお子様にとっても必要な栄養素が入っているのです、夏のおやつにはまさにうってつけのような食べ物なのです!
夏休みも終わってしまいますが、蒸し暑さはしばらくは続くのでしょうから、おやつにはいかがです? 天草から煮なくても、今はすでに糸状に切られたものも有るようですから、見た目は頼りないような?ですが、いやいや体の健康にはとっても役にたつ!  甘くしても!酸っぱくしても、どちらでもいけるようなので、是非今からでも・・・!
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