「たなばた」

今日はもちろん7月7日「たなばた=七夕」ですよね!  七夕と言えば去年もそうでしたが、意外とお天気が悪い日が多くありません・・・?
今年もやはり!のように、朝のうちは曇り空でした! ところが午後になり、日が少しづつ差し始め、15時を過ぎるころからは青空優勢になり、気温のわりに日差しが刺さるようなジリジリする、あの暑さが戻ってきておりました!
この日のお天気の悪さは、年に一度だけひこ星とおりひめが天の川を挟んで会うことを許した天の神様の粋な計らいなのかと思ったのですが、日が落ちるのに従いお天気になる事を見ていると、どーも違うようですね!
もともと機織りの得意な「おりひめ、」と同じく働き者だった牛使いの「ひこ星」この二人が結婚したとたんに、今度は遊んでばかりで働かなくなったのが、この七夕の始まりだといいますので、やはりお天気の悪さは二人の行いの悪さなのかもしれません・・・?
でも「七夕」と書いて「たなばた」!確かに当たり前になっているので、不思議にも思わなかったのですが、考えてみると何故に「七つの夕」で?「たなばた」と読むのか・・・?
それは、日本に古くからおこなわれている行事で、乙女の織った着物を「精霊棚」といったところに秋の豊作を祈ったり、厄除けのような事でお供えをしていたのだそうです!  そしてこの時に使われていた機織りの機械を「棚機=たなばた」と呼び、そして着物を織った女子のことを「棚機女=たなばたつめ」と呼ばれていたそうです!
また今日7月7日の行事は「七夕=しちせき」と言っていたのだといいます、この「七夕」と「精霊棚」のお供えしていた着物を織った女子の呼び名の「棚機」の読み「たなばた」が一緒というか、ごっちゃとなり「七夕」は「たなばた」と読み書くようになったのでは?と伝えられているといいます!
そのために、この「たなばた」の始まりは?機織りが上手になりますように?という願いだったのだそうです!が、それがいつしか「芸事」や「書道、詩」などの上達を願う行事に広がり、それが今ではそれこそ「何でも来い!」のような、願い事全般を書いた短冊を、まっつぐに伸び、いっつも緑で、その生命力があふれていることから、神聖な植物と考えられている「竹」につるして願うのです!
最近ではそんな七夕様に願い事を書いた短冊がぶら下がっている笹竹など、一般のおうちでは見かけなくなりましたが、幼稚園や警察、消防署などには毎年見かけます!  昨日も警察署の前で朝、園児数十人が短冊のぶら下がった笹竹を入り口に立てている光景に出くわしました!
今では、ほぼ首都圏で天の川を見ることはできなくなりましたが、伊豆くらいまで出かけると見えるんですよ!  久しぶりに見上げた空に赤黒いような青黒いようにみえる「天の川」ちょっとびっくりしますが、でも感動しますよ!
コロナの感染者数がここにきて、またまた増えている状況ですが、今年の夏、伊豆などにお出かけでしたら、ぜひ晴れている夜空見上げてみてください!きっと見ることできますよ!
そしてその天の川を挟んで、まだそこに、こと座の「ベガ」おりひめと、ひこ星のわし座「アルタイル」も名残を惜しんで、そこにみられるかもしれませんよ!
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