「かさ」!

今日も・・・!昨日から続いての雨降り、気温も昨日と同じような肌寒い日でした!  ちゃんと傘、差しておりましたか?
昨日もそうですが、比較的しとしとと降る雨なので、近い所であれば?傘さすのも面倒だし、その後、手に持っていたり、濡れているのが・・・!と差さずに多少は濡れても?なんてみなさまもいらっしゃるでしょうが!  でも、そのちょっとの油断が風邪などを引くきっかけになるのですよ!  
また、傘が無いからと目的地まで走って・・・!なんてことも・・・では?  それは良いですが、気をつけなければいけないのが?濡れている時の横断歩道の白線や道路の側溝にふさいでいる鉄でできた網状の蓋!  あれあれ、あれの上に乗ってしまうとあれ滑りますよー!  ホテルやショッピングセンターなどの入り口のタイル、これも油断していると滑りますから、お気をつけて!
私の知り合いも以前にホテルの入り口、見事に磨かれ!顔も映るほどにきれいになっているそこで滑り、骨折をしてしまった人がおります、履いていたのが革靴で、その底が寄りによって皮であったのも良くなかったのでしょうが、どこで同じような事になるとも知れませんので、この時期あらゆる場所で気を抜かない様にしてください!
そんな梅雨のこの時期、大事なアイテムと言えば、傘ですがその起原は「日傘」で、もとはステータスを表す物として使われていたと昨日書きました!
それはイギリスなどヨーロッパなどででしたが!  でも降り出すと1日中の梅雨のある日本では、日傘では無く最初から「雨傘」として有ったのでは?と思いますが!  残念ながら日本は中国から伝えられたもので、平安時代前後に仏教や漢字、お茶等と同じ様に入ってきたと言います!
そういえば、平安時代などの時代物の映画などでは、よく頭に丸や山形の傘を被り、その周りにさらさらしたような布がぐるっと着いているのを被った女性が出てくるのを見たことが有りますが、やはり日本でもその始まりは日除けからだったのですね!  更には発祥のヨーロッパなどと同じように、被っている女性の方は身分が高い方がほとんどで、日本でも権威の象徴として使われていたという事も・・・!
日本でも結局は伝え使用された「傘」の始まりは、使用する考え方は同じ様だったのですね!  日本のこの梅雨の時期の雨をしのいだものは?と言えば、やはり「みの笠や蓑」だったのでしょう!
それが安土桃山時代になり和紙の製造の技術の向上も有り、竹細工を取り入れた和傘が作られるようになったと言います! ここらあたりから、日本の「雨傘」の起原が…の様な?
それが室町時代になり、和紙に油を塗り防水性を持たせるものや開閉できるものが作られるようになり江戸時代などには時代劇などでもみられる、武士のアルバイトの様な「かさ貼り」の様な仕事が出来たと言います!
そしてその頃に一般庶民の雨が降った時の生活必需品としての「番傘」や女性の持つ「蛇の目傘」が使われるようになっていたと!
でもこれは日本独自の「和傘」で、今の様な「洋傘」アンブレラ!と言う物はいつ頃だったと・・・?
それはやはり横浜ではなく「浦賀」で、ペリーが来航した1854年だった言います!  ペリー提督が上陸した時に同行した者が黒い傘を差しており、日本人には、その傘がコウモリが羽を広げて様に見えた!と言う事から「コウモリ傘」と呼んだと!
そうそう、そういえば、子供の頃呼んでいた「こうもり傘」って!  まさか私、そんな古くないですが、でも呼んでましたよ「こうもり傘」って!みなさまもでは・・・?
そしてその後、1859年にやはりイギリス商人により、洋傘が国内に入って来たそうですが、余りにも値段が高く一般の人には手が届かなかったと言います!  その後、明治に入り国産の洋傘が作られるようになり大正にかけて一気にこの傘が広く使われるようになったと言います!
更にこれが1928年にドイツで「折り畳みの傘」が発明され、これがあっという間に世界中に拡がったと!  さらに現代でも役に立つ傘の発明と言えば今はこれも世界中に!の「ビニール傘」ですが、これを発明したのは?なんと「日本」なのです!
この「透明ビニール傘」は1958年に老舗雨具メーカーが完成させたと言います!
ここで「傘」の起原はヨーロッパでも中国、日本でもその始まりは「日傘」から!と言う事は分かりましたが、日傘は日傘で、現在の「雨傘」は雨傘なのだから、その日傘が起原でなく、昔でも雨が降ると使っていた雨用の「みの笠」などではないのかな?と思いますよね!
確かに国内ではあまり被るのは見かけなくなりましたが、頭に三角の帽子の様な「笠=かさ」を被ているのを思い出すとすると、やはりベトナムでは、日本でも田植えや、お茶摘みなどでは見かけますよね!
確かに編んであるのは、竹なのかイグサなどで出来ているのか、晴れいる時などに被っておりますよね、あれベトナムでは「ノンラー」と呼ばれているそうで、日本と同じ様に、日差しが強い時の日よけや雨除けとして被っている物だと!
でここで気になるのが、そのベトナムや日本でも使われているこの編んだかさは「笠」で、話のかさは「傘」なのですがお分かりでした?
で、同じかさでも何が違うか?と言いますと、昨日から言っております「傘」は頭の上に差して使う物を言い、そして「笠」は帽子のように頭に被るものを言うのだと!
この違いから、もともと「傘!」の起原は?と言うと「日傘!」と言うのは? ようは手に持ち使う「アンブレラ=洋傘」の事を言っていたという事なのです!
ここから始めれば、簡単に分かった事を、2日にかけごちゃごちゃと書いたせいで、こんがらがったようで! 失礼いたしました!
その手に持つ傘の出番は明日はお休みで、お天気の様です、必要なのは「傘?笠?」どちらを・・・?  濡れた傘を干して次の出番の用意も・・・!
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