産地?

今日出かけた先の駐車場がショッピングセンターとつながっているところで、外に出ようと歩いていると、丁度魚などの売り場の前に「アサリ」を見つけました!  それも意外と大きなものでちょっとうまそうな・・・!と、でも確かアサリの旬と言うのは春と秋でしたよね!
2月頃から4月の春と、9月ころから10月の秋頃に産卵するので、この産卵期に入ったアサリは身が肉厚で、旨味がたっぷり!だったと、それとアサリと言えば、そんな旨味たっぷりの今年2月ころでしたか?熊本のアサリの「産地偽装事件」が問題になりましたよね!
「熊本県産」の表示のアサリのDNA検査で、ほとんどと言って良い97%でしたか?の物が、実は「中国や韓国産」だったと! そして県知事が「アサリだけでなく、熊本県のブランドの信頼を・・・!」とかで一時出荷停止を命じ、この偽装の品物の解明をするとか、ニュースになっておりましたが、いったい結果はどうなったのでしたか・・・?
たまたま今日見かけたアサリ、熊本県産?と見ましたら、違いました!が、旬と旬の間の今の時期、書いてあったのはもちろん国内の県の名前でしたが、それ本当・・・?と、思うとやはり手に取ったアサリの入った袋、またもとに戻してしまいました!
でもこの産地の偽装?と言うのも大袈裟な様に・・・?と言うのも「食品表示法」で言うと、今回の「アサリ」だけでなく、例えば「和牛」などでも同じで、二か所で育った畜産物は生育の長い方を「産地」として表示できる!と言う規定があるのだそうです!
気が付かれましたか?そうなのですよ、例えば美味しいと言われる「松坂牛」ですが、もしも和牛の生産農家が神奈川県にあり、その農家で生まれた子牛、この牛を育てて1年! 12ヶ月でセリにかけ、買い取ったのが三重県の農家で、そこで20ヶ月ほどかけて大事に育て、大きくして、それを食肉として出荷したとすると・・・?
産まれは神奈川県ですが、最後の食肉となった時には、生まれは関係なく、育った期間が長かった三重県!  そうです!これは立派な「松坂牛」として出荷され、販売されるのです!
もちろん、アサリも同じで、生まれは「中国や韓国」でも、そこから仕入れた稚貝が育てられたのが「熊本県」で、その期間を比べて、熊本県の方がたとえ1日でも長ければ「食品表示法」では「国産」であり「熊本県産」と表示が出来るのです!
となると遺伝子検査で「外国産」が出て来ても、それは決しておかしくもないし、偽装でもないと言う事に?
偽装になるとすれば、育った期間が日本の方が短い!と言う時だけに・・・
ともかく食品に関しての産地の表示は、あくまでも「育てられた期間が長い方の産地を表示できる!」と言う事だそうです!ので、そうなると食品を買う時の「国産」と言う二文字ですが、余り意味がなくなってしまい、産地ではなく「生まれは?」の方が良いのでしょうか?
まさに「禍福は糾える縄の如し」とも言いますが、それと同じで、表が裏になり、裏が表になってしまう事も?のようで、気にするだけ無駄の様にも思いますよね!
それでも「国産」に固執しますか?  そして「松坂牛」とメニューなどに書いてあれば、値段は高いのは当たり前、食べれば「さすが美味い!」といいます?
たまたま見かけた「アサリ」から、何故かガッカリの様な話になってしまいました!が、産地はともかく、良い食材を腕の良い料理する人が作れば何でも、きっと自然に「美味しい!」と出てしまうものですよ!きっと!
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