ダニー!

今日は午前中は曇り、午後からはお日様が顔を出しました!気温は昨日比べても少し高めのお昼頃で18度ほど、でもお日様がでていないと何となく肌寒い感じでしたが、日中はホッとするような日になっておりました!
とは言え、さすがに冬の厚手の物などはクリーニングに出したりと、衣替えはすでに済んでおりますか? それともまだ様子を見られていて、まだ!なんて方もでしょうか・・・?
そんな丁度季節の変わり目で、テレビなどでは「防虫剤」のCMが目に付きますが、そんな中に「ダニー!」と叫ぶようなものがありましたが、その「ダニ」ですよ! まさに洋服などを保管するクローゼットやタンスでなく、これからの季節、お天気の良いお休みの日には比較的近い公園や広場に散歩でも?なんて思っておりました、その散歩!
緑色がきれいで、つい入ってしまいたくなるような?野山の草むら!  それも、休日の散歩でなくても、日ごろの犬の散歩などでも!油断すると、季節の丁度良い今ころから秋ごろまで気をつけないといけないのが、それこそ「ダニー」のダニ対策なのです!
なんの「ダニ」なんて!とバカにしていると、それこそ時には命にかかわる様な病気になる恐れもあるのです!
その原因が?人や動物に取りついて血を吸うダニ!その中でも怖いのが「マダニ」!
このマダニ、人や動物に取りつき、長い時には10日以上も血を吸い続けると言います!  大丈夫!そんな鈍くないし!すぐに気が付くし!と思われている方が多いと思いますが?
ところがどっこい!で、なんと敵もさるもので!なんとこの「マダニ」良いのか悪いのか?とりつき、血を吸う前に麻酔の様なものを出し、かまれても痛みがない様にしてくれるそうで、吸われても気が付かない事も多く、それこそ散歩から帰った時などについていないか?と、気をつけていれば良いですが、まったく気にせず居ると、それこそ数ミリの身体が1㎝にと、異常に膨らんで気が付く!なんてこともあるのです・・・
もちろん、血を吸われると言っても、吸血鬼に吸われるわけではないので!自分がマダニに変身も有りませんし、吸われた事で貧血に!なんてこともないのですが、それ以上に恐いのが「マダニ」によるウイルスや細菌が身体の中に入ってしまう「感染症」が怖いのです!
重症の物では、致死率が2割以上になると言われる「重症熱性血症板減少症群」と呼ばれる病気で、今だ正式な特効薬がない!と言う状態なのです!  この病気が国内で初めて見つかったのもごく最近の2013年ですが、昨年は今までで一番多い「109人」の方が感染したと発表されております!
病気の症状としては「発熱や嘔吐、意識障害や下血」などの症状が出るそうです!
今までは西日本が中心だったと言いますが、去年には静岡や愛知などでも確認され、過去には関東でもでていたと言いますから、決して油断はできないのですよ!
薬もない!と言う状況ですから、まずこの時期に気をつけないといけないのは「マダニにかまれない!」と言う事が一番の予防になるのです!
その為には、お天気の良い日の散策や草むしりなどの時には「首にはタオルを巻き、ズボンの裾は靴下の中に入れ」などの様にともかく、極力肌を出さない様に守る! さらには肌にもそして着ている物の上からでも「虫よけ剤」をスプレーする!  効果的な虫よけ剤の成分は「ディート」や「イカリジン」と言う成分なので、買われる時には確認を!
さらには、戻った時には!上着などは外で脱いで家にの中に入れない!  そして大事なチェック!かまれても気が付きにくいので、なるべく早めに入浴を! そして柔らかい腋の下、足の付け根、手首、膝の裏などが狙われやすいと言いますが、身体をぐるっと鏡などに映して、くっついていないかを調べる事なのです!
もしも、見つけた時には?無理やり取り除こうとすると、ダニの体液が逆流したり、口の部分が残ってしまい化膿する事も有るので、なるべくならば「皮膚科」に行って取ってもらうのが一番良いのです!
と言う事で、これからの気持ちの良い日の散歩や散策、もしも草などの緑がきれいでも、先ほどの様な「首のタオルを巻いたり、長袖、長ズボン、虫よけスプレー」などの準備をしてない時には「君子危うきに近寄らず!」と言う事で、草むらや畑には入らないようにしましょう!
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