昨日の、空気の乾燥するこの時期、同じ様に肌も乾燥して、ひどくなると?痛みなどや肌が切れて出血をするほどに!と言いました「ヒビ、あかぎれ」でしたが、そういえば同じように、最近あまり聞くことが無くなったような手の病気が、もー1つありました?
それが「凍瘡=とうそう」と呼ばれる物、ご存知ですか? いやいやご存知のはず!
よく、冬山などに出かけた方が、氷点下の状況の中で、手や足の指先など末端の血液の流れが悪くなり、皮膚の組織が凍ってしまい破壊されたり、ひどい時には「壊死」してしまったりするのが? ちょっと似てはおりますが「凍傷=とうしょう」ですよね! でも今回は「凍瘡」! たった「傷」と「瘡」一字の違いですが、この差は大きい!
「凍傷」は氷点下で起きますが「凍瘡」は平均気温が4度から5度くらいで起きる病気なのです! 症状としては?一般には「手や足の指先、耳たぶなどが赤く腫れ、かゆみが出て、手全体がふっくらして見えるような時も! 原因は寒さにより血管が収縮して、血液の流れが悪くなり起きる物なのです!
と言えば? この「凍瘡」は一般には「しもやけ」と呼ばれるものです!
この「凍瘡=しもやけ」ですが、先ほども書きましたが、なり易いのは気温が4度~5度ほどの時で、1日の気温差が10度ほどと言う時に起きやすいと言います! ですから、これからの冬本番、しっかりと寒い時期よりも、丁度今の様な寒さの始まりの頃や、終わりの頃に起きやすいのです!
確かに私の子供の頃に比べると、だいぶ少なくなっているように思いますが、それでも皮膚科の処方箋を受けている薬局では、結構多くの方がいらっしゃいますし、中には掻き壊してしまい「グジュグジュ」になってしまっていたり、真っ赤に腫れてしまっていたりと、苦しんでいるみなさま多いのですよ!
なり易い方は、手を洗った後にきちんと拭かずそのままで、手をパッパッと振って乾かすような、小学生や、美容師さんや洗い物のお仕事、お魚やさんなど、お水を比較的頻繁に使う方に繰り返す事が多いです!
では、その予防法は・・・?と言えば、原因が身体の末端の血液の流れが悪くなる!と言う事からですから、まず「保温」寒い所ではしっかりと防寒する!と言う事、また寒い時と言うよりも、寒さと暖かさの温度差が原因になるのですから、寒暖差のあるような所の行き来は、それだけ「しもやけ」になり易くなるという事ですから、そんな時には早めに防寒をする!
それこそ外に出かける時には?「手袋、マフラー、耳当てや帽子」さらには「カイロ」などと、もの凄い重装備で、寒さにさらされないような工夫も! また女性が履く、かかとの高いハイヒールの様な靴や、つま先を締め付けるような靴は避けた方が良いでしょう!
つま先だけでなく、窮屈な履物を長時間履くことで、当然、足先や足の血行が悪くなり引き起こしやすくなります! また、お仕事などで手袋や靴下が濡れたまま履き続けると言うのも、手先や足先を冷やす事になり原因になりますので注意を!
毎年出来る!なんて方はその原因は何か?を探し、それを改善するように! また、食事なども、身体の温まるような物を食べ、身体の中から!またお昼などの、ちょっとした休憩の時間には足や手のマッサージなどで血行を良くするようにするのも効果ありますから、この時期になると悩む!と言うみなさま、是非お試しを!
今日もそうですが、明日はより昼間暖かく、朝や夕は寒くなり気温差が11度や12度くらいと予報が出ております! 丁度、気をつけないといけない時期になります!「善は急げ!」ですよ!
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