今日通ったスーパーマーケットの青果売り場、さすが「食欲の秋」ですよね! 色とりどりの果物がたくさん並んでおりました! 当たり前に「モモや梨、リンゴ、ミカンに柿」など、それに混じり、あったあった!と思ったのは「ラ・フランス=洋梨」です!
私はあまり好きではないのですが、秋の人気くだものランキングでも10位以内には入り、結構これ好き!とおっしゃる方も多いと言いますが、やはり「蓼食う虫も好き好き!」と言いますが、果物などでも使うのでしょうか・・・?ですが、でも好き好きですよね!
この「洋梨」ですが「洋」ですから、その起原はヨーロッパかな?と思いましたが、なんと洋梨の「デロン!」でなく「ねっとりと柔らかく甘い」感じとは反対の、シャリシャリとした硬さと、みずみずしさが私は好きなのですがその、普通の梨の「和梨」! この「和梨」と起原は同じ「中国」なのだそうです!
その中国からヨーロッパに伝わり、現在の様な「洋梨」と言われるものになったと言います!が、古くは古代ギリシアの時代から栽培されていたと言います!
日本には明治時代に初めて伝わってきたと言いますが、日本の気候があまり合わず、東北地方や信越地方なのどの寒い地域で栽培され、見てくれが、どちらかと言うとスマートでなかったからか?1980年頃までは加工用として作られており、産地以外ではほとんど生で食べる事は無かったと言います、それが昭和の後期になり全国的に食用されるようになったと言います!
そんな「洋梨」と言えば「ラ・フランス」と思ってしまうほどですが、この洋梨!国内で生産量の多いのが「山形県」なのです、もちろん山形県と言えば?「佐藤錦」のサクランボや、桃など果物栽培が盛んですが、その中でも洋梨は全国の7割も占めているのだと言います! さらにこの洋梨7割の生産の中の、その8割がこの品種「ラ・フランス」なのです!
今でこそ「洋梨」と言えば「ラ・フランス」と思ってしまうほど有名ですが! 山形県に最初に伝えられた100年以上も前の大正初期は、ほかの洋梨の受粉樹として使われていたそうです!それが加工用として缶詰めに使われていた品種の低迷により、それにかわり生食の需要が増えて来たそうで、それ以来山形県では、この「ラ・フランス」の生産に力を入れてきたと言います!
そして国内での生産一番の山形県では、この「ラ・フランス」ワインの「ボジョレーヌーボー」と同じ様に、2013年より「販売開始基準日」が決まっているそうで、昨年は10月29日だったそうで! では今年は・・・?と言いますと10月22日と決まったそうです!
と言う事は、今日スーパーで見かけた「ラ・フランス」は山形産ではなかったという事ですよね!
何故に取れたものから販売しないか?と言いますと、もともと見栄えが・・・?と言っていた通りに、取り立ての物はゴリゴリで硬く、甘くもなく!ダイコンの様な口当たりなのだそうです!そのために、収穫してからしばらく置いて置き「追熟」させて、初めてあの甘味と香りが出て、柔らかく、あのねっとりとした味が出るのだそうです! とは言っても、見た目には大きな変化がなく、その見極めが難しのだと言います!
その為に、早すぎる出荷を防ぎ、一番美味しい果実を消費者に届けるために、この「販売開始基準日」を作っているのだと!
だとすれば!一番美味しい「ラ・フランス」を!ならば、22日以降に、それも山形産の物を頂くのが間違いない!と言う事になります・・・、この「ラ・フランス」は果物の女王と呼ばれているのです!
お好きな方は来週ですよー!
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