「吃逆」?ってなんと読んで、そして何のことなのか分かりますか?
これの読みは「きつぎゃく」で「しゃっくり」の事を言います! なーんだ!と・・・
しゃっくりは「胸とお腹を仕切る横隔膜がものすごく速い収縮をすると同時に、声帯が閉じてしまう!」と言う事から、呼気が阻止されてあの「ヒック!」と言う事が起きる現象の事なのですが! いまいちこれだけではよーく分からないですか?
しゃっくりは「横隔膜と声帯」の動きが関係しており、まず横隔膜は筋肉で出来た膜で、胸とお腹を仕切っているのです、そして息を吸う時には、この横隔膜は下がって肺が膨らみ! 反対に吐く時にはには?横隔膜は上がり肺が縮むのです!
そして「声帯」は?と言えば、のどに在って、呼吸する時には?開いて、物を食べたり飲んだりする時には閉じるのですが、横隔膜が下がって息を吸おうとしているのに!声帯は閉じて息を吸えなくなる時もある、これが「しゃっくり」なのです!
このしゃっくりが、今日電車に乗っている時に突然「ヒック!」と始まりました! 新型コロナウイルスには「しゃっくり」は入っていないはずですが、それでもいきなりはチョット焦りますよ! とは言って、その電車を降りるのも?と、焦りながらも、覚えていた「できるだけ長い息止め!」20秒ほどでしょうか、それと両方の耳の穴を30秒ほどそこそこ強い力で押したりしていましたら、どちらが利いたのか分かりませんが?何とか止めることが出来ました!
昔から「出物腫物ところ選ばず!」とは言いますが、しゃっくりが出る時に息をこらえて、なるべく小さな音で!と、結構この時期は気は使いますよね!
特に、何をしていたか?と言っても普通に電車に乗り、立っていただけなのですが、いきなりの出物「しゃっくり」! 先ほどの説明の様にしゃっくりに関係する「横隔膜と声帯」は延髄からの指令で動ているのですが、しゃっくりは喉の舌にある「舌咽神経」と言われれる場所の刺激により、それが延髄に伝わり、その間違えた命令が横隔膜や声帯に伝わり出てしまうのです!
その刺激になるのが「鼻水やたばこの煙」他にも「げっぷなどした時の胃の内容物、炭酸や熱い飲み物」「暖かな場所から寒い場所に移動した時」などの急激な寒暖差などが挙げられると言います! あとお酒を飲んで酔っ払った時などにも結構「しゃっくり」て出ますよね!
いつまでも「ヒック、ヒック!」としていてはと、私の様に何とか早く止めようと、昔から言われている様な方法で止めると思いますが、でもこの「しゃっくり=吃逆」ですが、普通でも2日ほどまでであれば普通の急性のしゃっくり!なのですよ!
では、それ以外で病院に行った方が・・・?と言われる慢性や難治性の物と言いますと?なんと1週間くらい続くような時には・・・?と言われております!
もちろん、1ヶ月でなくても1週間でも続けば、これは苦しいですから「呼吸困難や嘔吐、不眠」などと、合併の症状も出てきます! 他にも難治性の場合は「延髄の呼吸中枢の障害や脳などの疾患」「のどや消化器」「呼吸器の炎症や腫瘍」と「たかがしゃっくりされどしゃっくり!」とバカに出来ない事も有るのです!
頻繁に!と言っても、今回の私のような、すぐに止まったり!短期間である急性の物は心配するとこはないでしょうが、それこそ結構長ーく続いているとか?そんなことを繰り返している!と言うみなさまは、一度専門は?と言えば、耳鼻科になるのでしょうが、それよりも、原因が意外なところに・・・?と言う事も有りますから「総合診療科」が有る病院などがよろしいと思います!
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