慌てるな!と言われても?

今日もお昼頃に、多摩川で男子中学生が流され、心肺停止の状態で発見され、病院に搬送された!というニュースが出ておりました!  また同じ今月7日にも、川で小学2年生がおぼれ、それを見つけた大人の男性が、助けに入り二人ともに行方不明なったという水難事故が有りました!
昨日今日もですが、夏日のような暖かさと言うよりも、暑いほどの日が多くなるとどうしても水辺に行きたくなるのは、多くの人が思うのでしょう?  この時期になると、そのような事から、水難事故が集中的に増えてくると言います!
先の7日の事故のように、子供が目の前で溺れていたら・・・?  そう、それをたまたまでも見つけた時には、みなさまならばどの様な行動をなさりますか?
先日の事故ではそのお子様を助けようと川に入った大人の方までが行方不明に!という事ですし、さらにこの時には、そのお子様と大人の方が「助けて!」という声をあげて溺れていたのを、さらに見かけた方が、川に飛び込んだそうです!  この方、泳ぎには自信があり、川の流れもそれほど速くなく、深さもそれほどない!様に思えたそうで、これならば助けられる!と、着衣のまま飛び込んだと言います!
ところが、意外と流れが速く、着ているものが水を吸って、どんどんと重くなり、下に引っ張られるような感じに身体が沈みだし、自分も動きが出来なくなっていったと言います!  ただ、この方は一緒にいらした奥様が、木の棒をとっさに突き出してくれ、それに掴まり、周りの方の力で、助かったと言います!
まさに川には魔物が・・・?ではないですが、子供が溺れて!と言うのを見れば、とっさに飛び込んで・・・!と言うのは、当然と言えば当然のように思いますが、でもダメなのですよ!
水難事故を発見した時には?まずは自身の安全を確保して、周りにいる人と一緒になり、複数で挑むのが前提になると言います!
ですから、どんなときにも飛び込んだりするのは最も危険な事で「むやみに水には飛び込まない!」という事が第一の注意! さらには「陸上で身の安全を確保して複数の人と!」さらに、自分が飛び込むのでなく「周りで浮くものや掴まれるものなどの道具を探し、それを利用する」そしてもちろん「消防や警察に連絡」することなのです!
まずは、慌てますが、できるだけ落ち着いて、陸上からの助ける方法を探す!  そして、溺れている方には大きな声で「浮いて待て!」と声をかける!事だと・・・
助ける側でなく、反対の溺れている側の時にはまず、川でも海でも水難事故の時の、一番の助かる方法は?と言いますと「浮いて待て!」これが基本だと、バタバタと騒いでも、先ほどのように、着ている物が水を吸ってしまい、かえって重くなり、下にしたにと引きずられるように沈んでしまうと言います!
溺れているときに冷静に!と言うのも、なかなか難しい事ではあると思いますが、万が一、川や海で溺れかけた時には?「着衣のまま、極力息は吐かずに仰向けになり、着ている物や靴などが含んでいる、少しの空気で浮力を利用しながら、口と鼻をまず水面に出すようにするのです!
洋服を着ていても、じたばたせずに、なるべく動かずにいれば、必ず浮いてくる!と言います、ただ立っている時には頭の天辺が出ているだけになっていますので、それを顔が上になるように、横になる事で、口や鼻は外に出て、息をすることが出来る!と言います!
まずは覚えておいてほしいのは、慌てずに「浮いて待て!」という事だけは、お忘れなく!
とは言っても、そのような危険な状態の時に「浮いて待て!」なんて悠長な事が出来ないのが、普通の人だと!  ですから、必ず大人も、特にお子様は海や川にお出かけの時には、それぞれのライフジャケットを用意して、どのような浅い川でも、そして波打ち際で遊ぶのでも、これを身につけてからにしましょう!
明日は生憎のお天気になるようですが、これからは気温も高い日が続くようになるのでしょう、お休みの日などは、屋内でない海や川に!というみなさまも多くなると思います、くれぐれもお出かけの際は、せっかくのお休みの1日を楽しい時間で過ごせるように! ご自分もですが、ご家族などを守るためにも「ライフジャケット」はお忘れなく!
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