みなさまはこんな歌をどこかで聞いたことが有りますか・・・? 「七草なずな、唐土の鳥が、日本の国に、渡らぬ先に、七草なずな、手につみいれて、こうしとちょう」という文句なのですが・・・?
私はなんとなく、多分子供のころに聞いた覚えがあるようで、最初の「七草なずな、唐土の鳥が・・・」と言う文句までは自然に口から出ては来ました! が、いったいどの様な意味であったのかも分かりませんでしたし、今でもあまり意味はよく分からない・・・
でも、覚えていた、このセリフの「七草なずな・・・」で調べてみると、ちゃんと出てきましたよ! これ「七草の囃子ことばや、七草ばやし!」と言う歌らしく、関東だけでなく関西にも似たような言葉を使い同じ様にあったそうです!
歌を調べてみても、その意味も言葉もよく分かりませんが、最後の言葉「こうしとちょう」は、中国古代天文学による、二十八宿の中の四つの星を表す言葉らしく、この四つの星の字を書くことで、魔除け的な事が出来る!と言う「おまじない!」のような事らしいです!
書いていてもよく分からない事が、さらによく分からなくなってきたので、これはこれまで!として、始まりに言いたかったのは?明日は「七草」ですよ!と言うことだけなのです! たまたまそんな、明日七草を思い出したら、いきなり例の「七草なずな、唐土の鳥が!」と頭に浮かんできたので! あれ!どんな意味だったのだろう?と調べたら、さらによく分からないような事に・・・なりました!
そして、明日の「七草」ですが、先日書きましたように江戸時代以前は、お正月を表す「松の内」は15日でしたが、江戸時代以降、関東や東北などの地域では、明日7日までが「松の内」 要は明日が本当にお正月最後の日と言う事になるのです!
そして、この日は「人日の節句=じんじつの節句」と呼ばれ「五節句」の一つに数えられる日なのです! 当然ですが「五節句」とは「3月3日の上巳、5月5日の端午、7月7日の七夕、9月9日の重陽」と今日の「人日」になります!
「人日=じんじつ」と言うのは「人を大切にする!」と言うお節句になるのだそうです!
寄りによって、今日の東京はまさにそら見た事か・・・!と言わんばかりの、1500人を超えてのほぼ1600人! 人の移動が原因と言われておりますが、特に言われているのが若者の行動! 「人を大切に!」と言う事ですから、ともかく「不要不急の移動や、夜や大人数の行動は慎みましょう!」 もちろん、若者だけでなく、私たちもですし、さらに特に!言っているあなた「国会議員」のみなさま!あなた方も入るのですよ!
と、「人を大切にする」今日のお節句、中国の唐の時代にはこの日には「七種類の野菜を入れた汁」を食べて「無病息災」を祈ったそうです! これが平安時代になり日本に伝わり、今で言うところの「七草がゆ」になったと言います! そしてこの事が広く民衆に伝わったり、行われるようになったのが江戸時代になってからだと言います!
そして今日もスーパーの野菜売り場を見ると、並んでおりましたが、この「七草がゆ」で使われる「春の七草」が「セリ、ナズナ、ゴギョウ、はこべら、ほとけのざ、スズナ、スズシロ」と言われるものです! そのいわれも、それぞれ「セリは?競り勝つ」「なずなは、撫でてけがれを除く」「ゴギョウは、仏様」「はこべらは、繁栄がはびこる」「ほとけのざは、仏の座る安座」「スズナは、神を呼ぶ鈴」「スズシロは、けがれのない真っ白」を表し使われると言われます!
最も言い方はかわいいですが「スズシロは大根を、スズナはカブを、ゴギョウは母子草、はこべらはハコベ、セリはセリ」ですが「なずな」は?と言えば、別名で良く呼ばれているのは「ぺんぺん草」ですからねー!何となく聞けば親近感が出てきますよね?
それこそ、昔はそれぞれが草ですが、一つ一つは薬草としてお腹の薬や咳や痰、解毒や利尿、血圧降下などの効き目で使われていた事も有り、身体には良い効果をたくさん持っている物なのです!
お正月の最後のこの日は、飲んだり食べたりして、いたんだ胃腸などを休ませるために!と、このような「春の七草」を使ったおかゆで休ませてあげよう!と言う優しい食べ物なのです!
如何ですか、明日は昔にならい!暮れから暴飲暴食をした皆様! 胃腸を休ませて、そしてこれから1年、強い免疫力を持つためにも、お家で「七草がゆ」食べてみましょう!
大丈夫!必要な「春の七草」は摘みに行かなくても、スーパーや八百屋さんで販売していると思います!
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