血圧!

朝も夜もと、お日様の出ていない時の時間が、これからはますます寒くなって来るのでしょう?  そんなさむい夜、寝るまでの楽しみと言えば?やはりお酒と、そして・・・?そう!お風呂につかることではないですか? まさか、今でも湯船に入らずにシャワーだけで!なんて日本人の方・・・ですよね?日本人であれば、当然の様に暑い時期は分かりますが、寒い時には温かいお風呂に、たっぷりのお湯を溜めて、ゆっくりと浸かる!思わず出てしまう「極楽、ごくらく!」です!
そしてこれから、より寒くなる時期になると増えてくるのが・・・?怖いですねー?の「ヒートショック」と呼ばれるものです!  特に注意が必要と言われているのは65歳以上のみなさまで、お風呂に入っていて、この「ヒートショック」によりお亡くなりになった方は年間2万人に達すると言います!その割合は80%以上とも言われ、その中でも特に多いのは、75歳以上のみなさまだと言い、年々増えて来ていると言います!
肝心なその「ヒートショック」ですが、この現象は、急激な温度変化により、身体が受ける影響の事だと言い!  例えば「暖かな居間から冷たいお風呂場に、また脱衣所やトイレなどに行った時」その温度差により血圧が急変して、上がったり下がったりと激しく変わり、また脈拍などが変わりやすくなる事などを言います!
そして、この「ヒートショック」に関連する主な病気は?と言いますと「心筋梗塞や脳梗塞、脳出血」などが挙げられるのです!
入浴中はのぼせや失神、不整脈なども起こしやすく、この事も急死の原因につながるともいます!  昨日も私、湯船に入りあったまり、出た時に急にめまいがして、思わず近くにある手すりを掴んでしまいました!これもやはり温かなお湯から出た時の、急に立ち上がったりの姿勢が関係して、血圧が変化したためでは?と、もちろん倒れる事などはなく、出ることは出来ましたし、その後はなんともないですが、起きるのですよ!チョットした動きでも気をつけないと・・・!
8割の方が65歳以上の方と言っておりますが、それだけではなく「生活習慣病」の方も「ヒートショック」にはなり易いのですから、気をつけた方がよろしいのですよ!
特に糖尿病などのみなさまは、自律神経の障害が出やすく、血圧が不安定で、昨日の私の様に、浴槽から出ようとして立ち上がった時に、血圧が急に下がりやすいので要注意! また高血圧や脂質異常のみなさまは?動脈硬化が進んでいることも多く、特に血圧が変わりやすいなどの事が起こりやすいのでやはり注意が・・・!
こういった血圧の急の変化により、意識を失い、浴槽の中に倒れ込み、お水を吸い込んでしまい、溺死!なんてことも起きているのです!  まさかこんな量のお風呂の中で・・・?と思われるかもしれませんが、現実に膝くらいの深さでもなくなってしまうのです! これもヒートショックによるものになるのです!
「ヒートショック」を防ぐためには?と言いますと、まず「脱衣場やお風呂場は暖かく、そして湯船のお湯は41度以下」が良いと言います! 脱衣場などは今は小型のヒーターも販売されておりますし、これらを利用するのも良いと、お風呂場は浴槽のフタなどを閉めずに、入る少し前から開けっ放しにするなどの方法が寒暖差が少なくなる方法だと! 
また、先ほどの様に年齢が高かったり、また生活習慣病などを持病でお持ちの方は?お風呂に入る時には、家族の方に必ず声をかけ、ある程度の時間が来た時には、声などをかけて貰ったり、様子を見てもらうなどの方法を! 意識を失い、水を吸い込んでしまうと、5分が生死を分ける!と言いますので、お風呂に入り、あまりにも長い間出てきていない!なんてことのない様に、時々は様子を・・・!
そしてもちろん飲酒運転と同じで、飲んだらお風呂も禁止ですよ!  飲酒することで血圧は下がり、お風呂に入ると、さらに血管は広がるために血圧は下がることに! ですから飲酒のしての入浴は二重に血圧が下がるので危険な状態になり易いのです!
また非常に疲れていたりすると、ついお風呂で寝てしまって!という事も、お酒を飲んでいなくても、そのまま顔が水の中に入ってしまい、水を飲んでパニックになると、バタバタして上下が分からなくなり!という事もあるそうです?ですから、たとえ若いと言っても、あまりにもつかれていたりする時には、入浴するのは避けた方が良い!と言う時もあるのです!
さらに「ヒートショック」は入浴中に起きるので注意を!ですが、実はお風呂から上がった時も注意が必要で、お風呂から上がり脱衣所や数時間後のリビングで急に具合が悪くなる!という事も有るのです、これも血圧が関係していて、温まった体が急に冷えたりしてで、血圧の変動で起こっている事が多く、同じ様に気をつけないといけないのです!
このようにこれからのますます寒くなり、気温の変化による血圧が変わりやすい時は多く、夜寝ていての夜中や早朝にトイレなどに起きる時にも、急に起きたりすることで、血圧が変わりやすい!など、いろいろな場面で気をつけないといけないのです!
冬の時期には、雪道の運転と同じように?何事も「急!」の付くような動きなどはなるべくしないようにするのも、寒いこれからの時期の過ごし方だと思います!
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