印鑑!

イヤイヤ今日は確かに朝から寒い一日でした!  昨日の夜それほどでも?と、今までと同じ様な感じでお休みして、朝方寒く、目を覚ました皆様も・・・?  いやいや私は昨日の夜に、今までよりも一段厚い布団に変えて寝ましたので・・・!  午後には、お日様も顔を出すような予報だったのですが、結局は1日雲が多く寒かったです!
さくらの木などは、すっかり赤い色に染まっているのですが、私が通る道のイチョウの葉、まだ緑で、黄色にも染まっていない木も多く見受けられます! 
世の中、新型コロナウイルスの感染が始まった第一波の時からいまだに、いろいろなお仕事が、今まで味わったことのないような苦しい状況に直面している現在ですが、そこにさらに!というのが、政府が主導の様に始まった「脱印鑑」!
確かに今までは印鑑証明を始め、市役所など各お役所などに必要な証明書などを取りに行く時には忘れてはならないのが、身分証明書と印鑑でした!が、その印鑑を極力廃止して行くと!今回のこの動きは新しくなった菅首相の肝いりとの事ですから、その動きも早いと言います!
しかし、この印鑑に関係するお仕事の方は、そんな急に?と言うのも当然ですよね、今まで使えていた道路がいきなり、今日からはその道でなく新しい道を使って!となるのですから、それも国が率先してとなると、結局は「長い物には巻かれろ!」という事になってしまうのですが!  以前は町の中に個人で営業されていた印章屋さんが有り、その店主の腕が良いのを証明するような「何級技能士」のようなものが貼られていたと覚えておりますが、そんなお店もいつのころからか見かけなくなりました!  今では、ほとんど文房具類や本屋さんのようなお店で印鑑は扱っておりますよね!
私がお店を始めたころは、それこそ、なんでもハンコでしたから、よく父親に「印鑑を押す時には、きれいに真っ直ぐに押すよう!」や「使った印鑑は押した後、きれいに拭いて、いつもきれいなものにしておくように!」とか、何かで印鑑を押す時には、間違えた時の訂正用に、必ず「捨て印」と言う物を余計に押す!事が有りましたが、それはその時には間違えていないのだから「押さないように!」とか、随分と細かな事を教えられました!
それほどにこの「印鑑」という物は、とっても大事なものだったのです!  それが「脱ハンコ」!  今まで確かにイザ!と言う時にハンコを忘れたりして、持っていない時などには、二度手間になり、全く!面倒な!と思っておりましたが、いざそれがなくても!となると、大事な書類などに印鑑を打つ時の、その前にはよーく考えないと!とその、一押しに結構真剣になっていた!という事も有り、なくなると、それはそれで寂しいような?重要性が薄れるような?気持になりますよね!
そんな印鑑にも格が有ったように思うのです?  それはまず印鑑屋さんで印鑑を始めて注文する時には、3種類のハンコがあり?それは「実印」と「銀行印」そして普段使うような「認印=みとめいん」という物でした!
「実印」はもちろん印鑑証明に使う物で、フルネームが掘ってあり、その字体もよく分からないような複雑なものが多く、またその字のすべてが繋がっていて、切れていない!とか、天地にもつながった字の物が良い!とか「印相」見たいこともありましたね?  また「銀行印」は名字だけでしたが、これも銀行などの時に使う物で、お金に関係するので「印相」がここでもで、その字体にには講釈がありました!
もう一つの「認印」ですが、これは普段使いのような物で、今はコロナの問題があり宅急便などでも印鑑はいりませんが、以前は良く「ミトメ」を下さいと言われた、荷物や郵便などの受け取りや、今回の役所などの署名の時に押すようなものです!  
これで最初に作った印鑑3種類で、これがあれば社会人として、いっちょまいになったような気分なのですが、現在は荷物の受け取りの時に言われるのが「ミトメ」ではなく「ハンコ」と言われますよね!
そうなのです!私は「ミトメ=ハンコ」と思っていたのですが、実は違っており、今までの「ミトメ」の下?に現在では「ハンコ」と言われるものが出来ているのです!  ジャーその「ハンコ」って?と思いますよね!
「ハンコ」と呼ばれるものは「三文判」と呼ばれている、よく本屋さんや文房具屋さんなどの店先に置いてあるあの、クルクル回る「アイウエオ順」に印鑑が並んで入っているハンコタワー、この既製品の印鑑の事で、この事を「ハンコ」と呼ぶのです!
印鑑の始まりは紀元前のメソポタミア頃だと言います、日本では平安時代に「手形印」と呼ばれる掌に朱肉を着けて押したものが江戸時代まで使われており、また平安時代には武将が使っていた「花押=かおう」と呼ばれる独特のサインが使われるようになりましたが、この「花押」偽造されることが多く、明治6年10月1日に明治新政府が「本人の自書、並びに実印を押すべし!」と定めたことから、現在までの印鑑社会が生まれたと言います!
今回の押印廃止でも、印鑑証明や銀行印が必要なものは、今まで通り!と「河野行政改革担当大臣」は言っておられます、印鑑の命は「偽造されにくい!」という「読みにくい、マネしにくい字体」の物は残るようですが、反対に「読みやすい、マネしやすい」という、偽造しやすい「ミトメやハンコ」の使用するような所は「脱印鑑」というよりも「脱ミトメ・ハンコ印」となると言う事なのでしょう!
という事ですから、実印や銀行印は必要になるようですから、年が明け春になると新しく社会人に!と言うみなさま!  機械でなく職人さんが心を込めて作ってくれる、そんな印鑑を一つ持つのも、これから社会人としての誇りが一段高く感じたり、押す時にも考えてから、の様になるかもしれませんよ!
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