水!

先日の8月15日と言えば「終戦記念日」でしたが、だから?ではなく、きのうは静岡県浜松市ではまさに「日本で一番暑い日!」と、2年前に熊谷市で記録された、今までで最高の気温「41.1度」と、同じ気温を記録したと言います!
東京や横浜などでも連日の酷暑!  まさに殺人的な暑さの日が続いております、熱中症でなくなる方も出ているほどですので、くれぐれも水分補給はお忘れなく、またお家でも体調に合わせてエアコンなども使うようにいたしましょう!
そんな熱中症の予防に「水分補給はお忘れなく!」とよく言っておりますが、そんな水分それ「お水!」ということで、お水ばかりを取っていると? それダメ―!の様な「水中毒」と言う病気になってしまうのです!
「水中毒」? 何か水の神様とか、それこそ「カッパ!」の様なものに呪われてような、病気の様に思われるかもしれませんが、そうではなく、意外や単純なことから罹ってしまうのです!
水中毒=みずちゅうどく」と言いますが、異常に水分を取ることで起きる中毒症状で、これにより「低ナトリウム血症」や「けいれん」などを起こし! さらに重症化すると「死亡」することもあるものなどです!
水分を処理をする腎臓では毎分約16ミリリットルでおしっこで外に排出しているのですが、この速度を超えて水分を身体に取り込むと、腎臓での処理ができず、体の中が水分過剰の状態になり、細胞が膨らんでしまい、血液中のナトリウムなどが薄められ「低ナトリウム血症」などを引き起こしてしまう!これが「水中毒」なのです!
毎日が暑く汗をかきやすい時期でなくても、人は概ね1日に2.5ℓの水分の補給は必要なのです!  それほど飲んでいない!というみなさまも?でしょうが、しかし通常の生活を送る中で、ほぼこの量の水分は消費されているのですから、もしも、とっていない!となると、それこそ今の時期でなくても脱水に! 生活を送っているということは、その量は補われているということになるのですが、その反対に水分を摂りすぎてしまうと!ということなのです・・・
お水に毒素が入っている?ということでなく、汗などをかきすぎるために、血液中の塩分がすくなくなってしまい! ただのお水だけを補給することで、ナトリウムがより薄まってしまうために「低ナトリウム血症」」を言う中毒症状を起こすのです!
熱中症と同じ様に?思えるのですが、熱中症はナトリウムが発汗により外に出されてしまうことですが、「水中毒」は従来の血液中のナトリウムは変わらないのですが、水により薄められた結果「低ナトリウム血症」になるのです!
体の中のナトリウムイオンが正常値に比べて、少し少ない!くらいであると「軽い疲れの様な感じが!」さらに低下すると「頭痛や吐き気、精神症状」の様なものが!  さらにそれが進むと「けいれんや昏睡」と言った危険な状態に!
さらにその低下が進むと?「呼吸困難などにより死亡!」という最悪の事態にも・・・?
と、気を付けるのはちょうど今ころだけ!と思っていると、意外にも普段の生活にも?で、皆様の中にもいらっしゃるのでは?というのは「サウナ」です!  意外と、あの暑い中で汗を目いっぱいかいて、そのあとのあのキンキンに冷えたお水をゴクゴクと・・・!まさにあれ最高!なんてみなさまも…でしょう?
まさにこの状態!急激に飲むことで、血液中のナトリウムが一気に薄まってしまい・・・!という結果にも?
では、そんな時の良い水分は?と言いますと、やはり電解質の入った「スポーツドリンクや経口補水液」が! どうしてもお水が良い!というみなさまは?  「塩飴や梅干し」などでもよいと言います!
それにしても腎臓の処理能力を毎分16ミリリットルですので、これを超えたお水の補給でも、塩分が入っていればのどが渇き、水分が欲しくなりここでもお水が・・・!
いずれにしても「水中毒」になり易いことに!  
「急いては事を仕損じる!」の通り、普段から1時間に100ミリリットル~150ミリリットルをコツコツの飲んでいるのが、よい水分補給になると言います!
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