今日は生憎?の梅雨空で、朝から雨がしとしとと降っておりました! 九州や山口県など西日本では、シトシトどころでない「災害」に直結するような豪雨が降り続いているようですが、みなさまの所では? お住いの周りの様子など、まめにチェックをして、いざと言う時には早めの行動を! くれぐれもご注意して下さい!
今までも「集中豪雨」というのは聞いておりましたが、最近は「線状降水帯」まさに一年分のあめを一日で降らしてしまう?という事も聞いております、これも温暖化のせいなのでしょうか?
そんな毎年の夏が来る前に通らないといけない季節「梅雨」ですが、この時期に多く見られたのが「ヒューヒュー」などの呼吸や、横になれずに夜を過ごす!事もと、呼吸が苦しくなる「喘息」がとっても多い季節でもありました! 最近は、そんな以前とは変わり、そのような症状の方が随分と減っているように思います!
これも最近開発され、症状が出ないようにコントロール出来るようになった、治療法や薬のせいとも言われております!
以前には、そんな薬もなく、夜中に眠れずに「ゼコゼコ、ヒューヒュー!」と浅い呼吸をして、その声や音で大人も眠れずに、その子の背中などをさすり、大変つらい事を経験なさった方も多いのではないないのでしょうか?
そのころは薬も今のようなコントロールするものではなく「ゼコゼコ、ヒューヒュー!」の時には、一時的に気管支を拡げて呼吸を楽にするような吸入薬や、飲み薬を使っておりましたが、治療する!という物でなく、出てい症状をなくすように?の「対症療法的」な物が多かったのです!
ですから、元の身体を丈夫にしようと「乾布摩擦」をしたり、あるいは呼吸を「腹式呼吸」に・・・!と、今ではお目にかかることはないのかもしれませんが「火吹き竹!」という、お風呂などを沸かすときには、私の子供のころは薪をくべて沸かしていましたから、その火をおこすために使った「竹の棒」で出来た「火吹き竹」という物があり、これを口に当てて息を吐きだし「フーフー」と、着いた火に勢いをつけるために吹いておりました!
そんなこと知らない!と、今の簡単にスイッチをポンでお風呂が沸いてしまう時代の方も仰るのかもしれませんが、しかしそれが横隔膜などを鍛え、そして腹式呼吸になり「喘息の治療」になると、喘息でない子供でも「心身鍛錬!」としていた!ではなく、させられていた?ように思います! みなさまは・・・?
確かになんでも「心身鍛錬」などと言われ、先ほどの「火吹き竹や、乾布摩擦、薪割など」結構力仕事の様な事も手伝っておりましたねー! と言っても、それは私だけ・・・?ではないですよね?
もちろん、今でもこの季節の台風などが来ると聞くと怖い!というお子様や親御さんもいらっしゃいますが、では今は薬だけで? ではなく、やはり子供の事を考え、身体も丈夫に!と思う事は、昔と同じですが、今でも「火吹き竹や乾布摩擦」を・・・?と言いますと、そうではなく、現代は「喘息の治療には?」水泳を!と、近くの水泳教室などに通っておられる方が多いと言います!
「健康にもなり、さらに海に囲まれた日本、いざとなれば泳がないと?」と、言う事ではないでしょうが「泳げるようにもなる!」と言う一石二鳥の効果で、みなさま通われているのではないですか?
ところが、つい最近!何ともショックな研究結果が発表されました! それは「喘息に水泳は、予防や治療の効果はない!」という物でした!
今回の「喘息などのアレルギー症状の改善に水泳は効果なし!」と発表したのは? 「国立成育医療センター」のアレルギーを調べるチームで「2003年11月から2005年12月」までに同センターで生まれた方を対象に調べたそうです!
3歳の時点で、水泳教室に通われているかどうかや、喘息や鼻炎などの症状が有るかなどを調べ! それを5歳になるまで経過を観察したと言います!
「喘息」では気道が狭くなり、呼吸をするときに出る「ぜーぜー!」や「ヒューヒュー!」などの音などを・・・!
その結果!3歳の時に「喘息」の症状があったお子様と、ないお子様が水泳教室に参加したかどうかで?5歳の時の症状の有無に関連が有るか?調べた所、統計学的に意味のある差はなかったそうです! また同じ様に「鼻炎」においても同じようか結果だったことから! 「水泳が喘息や鼻炎などを予防する効果や治療効果はない!」と結論付けたそうです!
まさに今までは何だったの?というお母さん方も・・・では?
何故に「水泳が喘息に良い!」と言われてきたかというと? 「水泳は喘息の発作が起きにくい、患者さんが参加しやすいスポーツだったから!」だそうで、現在では先ほど書きましたように、薬も進歩して治療法が進み、コントロール出来るようになったので、水泳に限らずにどんなスポーツでも出来、楽しめるようになっていると説明しております!
ただ、水泳選手の様に、プールで長時間過ごす人は、プールの水に含まれる、塩素により喘息が悪化すると言う、海外の研究報告があるそうです! 同じ様に、この時期は特にですが、もともと小さなときに喘息などの症状があった方は、やはり水泳でも長時間泳いだり、走るなどの激しい運動は、症状を悪化させたり再発させたりする恐れもあるので、健康の為の体力をつけたり、生活の質を上げると言う目的で適度に泳いでほしいと締めくくっておりました!
如何ですか、水泳教室は喘息などに予防や治療効果ない!と言っておりますが、健康の為に!という事では、決して無駄!という事はありませんし、夏のプールできれいに泳げるというのは、見ている方も思わず「きれい!」と言われるほどに、ある意味「英雄」の様に見られます!
きっと子供の内から泳げるようになっていると、健康だけでなく、大きくなって人生の中の、いろんなところで役に立つようになると思います! そのまま続けましょう!
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