汗!

今日も夏日で気温も26度くらいはあったのでしょう?  その割に湿度は低かったようで!暑くても意外とサラッとした感じの一日でした!
しかし暑い日が毎日続くとやはり、マスクをしての熱中症が心配になりますが! さらにこの暑さ、これから湿度も高くなるというと、心配になるのは・・・?
そう「あせも!」や「汗あれや汗かぶれ」と言われる肌のトラブルですよ!  さらにかゆみなども出てきて、カキ壊してしまうとジュクジュクしたりして、トビヒになったりと、治るまでが結構面倒な事にも!
暑さや湿度が高くなってかく汗は?と言うと、スポーツや温泉でかくものとは違った感じで「スッキリ!」とか「気持ちが良い!」という物ではなく、反対に何とも不快! 肌にベトベトして気持ちの悪いものです!
そして身体の中でも汗をかきやすい所と言えば、顔や首筋、背中や胸、脇などが多い所!また流れた汗が脇のベルトやゴムの所で汗がたまり、湿疹やかゆみが出る!と言ったことも多くなります!
「あせも=汗疹」は汗をかく事で、皮脂や汚れが汗の管「汗腺」を詰めてしまい、かゆみや赤いブツブツの湿疹などが出来るものですが!  「汗あれや汗かぶれ」と言われるものは?汗をかく事で、皮膚がふやけ、着ている下着などとこすれることで、汗にかぶれた様な状態になり、そこに汗に含まれる塩分やアンモニアが肌を刺激する、これにより荒れたりもするのです! 特に皮膚のバリア機能が低下している方に起こりやすいと言います!
要は「汗かぶれや汗あれ」は汗はきちんと外に出され、皮膚の上には出るのですが、皮膚のバリアが傷んでいるために、その汗の塩分やアンモニアが皮膚を刺激することで炎症が起き、赤味やかゆみに・・・!  「あせも」は?と言いますと、あせもは汗を外に出すための汗腺が詰まり、汗が周りの組織にしみ出して、そこで炎症が起き、赤味やかゆみなるのです!
両方ともに原因は「汗」ですから!ではその汗が出ないようにしてしまえば!と言っては、それ本末転倒!  その汗ににもきちんとした役目があるのです?それは人が生きるために大事な「体温の調節」そして、今までの話からすると反対では?と思う様な「皮膚を乾燥から守る!」事で、皮膚の健康には欠かせないのです!
ということで、肌の健康という物は「汗をかかないように!」ではなく「汗をかく様に!」しながら、肌のトラブルが起きないようにきちんと対処をすることなのです!
その第一にすることと言えば?まず普段から汗を皮膚に残しておかない!ということなのです!  もちろんいつでもシャワーやお風呂に・・・!ということが出来れば、ベストですが、しかしいかに在宅ワークが・・・、と言っても、普通はなかなか大人は出来ませんよね?
そこで、せめて出来る注意は?と言いますと、こまめに柔らかなハンカチやタオルなどで優しくぬぐう!事や、現在では汗拭き用のシートと言う物も販売されておりますから、それらを活用して!と言うのも良いでしょう!  ともかく早めにふき取る!ということなのです!
またこの汗を拭きとる時も力強く!ではなく優しく、また一日の汗をさっぱりと!と、帰ってからのお風呂でも、ここぞとゴシゴシと洗うのは、かえって皮膚のバリアの機能を低下させる事になってしまうので!この時もボディーソープなどの泡で、洗う様な気持ちで優しく!なのです・・・
それでも、かゆみが収まらなかったり、湿疹や赤味がひどくなった時には?もちろん皮膚科や小児科を受診して、症状にあった薬を・・・!  よく家に残っている、以前に湿疹やかゆみか何かで?処方してもらった軟膏があるので、それを・・・?と言う方もいらっしゃいますが、その時は使っても二日くらいですよ!  もしも塗っていても良くならない!とかかえってひどくなったような?と言う時には、すぐに中止してはもちろん・・・ですよ!
よく、かゆみや湿疹によく効く、万能薬の様に言われる「ステロイド=副腎皮質ステロイド」!  確かに、効きますが、なんでもかんでもでなく、薬ですから使い方で! いつまでも使っていることで、そこにカビが生えて?なんてこともあるので「生兵法は大怪我の基!」まずは専門の所に行ってからの方が良いですから!
これからの梅雨から夏にかけては、新型コロナウイルスの予防も大事ですが! 気温、湿度の高くなる時期、熱中症の予防、あせもなどの予防にエアコンを上手に使う様にいたしましょう!
処方箋調剤、在宅と地域の健康作りの助けになる薬剤師、チーム医療に参加する薬剤師の教育に力を入れる「サン薬局」です!
地域の「かかりつけ薬局」「かかりつけ薬剤師」の「サン薬局」です!