5月と言えば、いよいよ待ちに待った!という方は少ないのかもしれませんが、いよいよ関東などでも本格的な季節になり、お店には毎日の様に顔を出す野菜!といいますと・・・?
それは沖縄県地方の野菜「ゴーヤ!」です! この5月ころからが本格的に出荷の量が増える時で、1997年には沖縄県とJA沖縄経済連により「ゴ=5」と「ヤ=8」で「ゴーヤ」のごろ合わせで、5月8日が「ゴーヤの日」と制定されたと言います!
現在ではネットなど繋がりもあり、国内「東西南北」至る地域のお野菜を食べることが出来るようになっておりますが、以前はこのゴーヤ、沖縄以外ではあまりお目にかかることが少なかったと言います、特に北海道などではほとんど見かけたことがないと言っておりましたから!
流石に知らずに食べた方は、あの「苦味!」が独特で、苦手な方が多いいといいますが、私は好きですよ! と言っても、食べ方はほとんどが「ゴーヤチャンプルー」が多いですが、沖縄料理のお店に行くと、いろんなお料理の仕方があり、その品数も結構な種類ありますよ!
この「ゴーヤ」!まず苦い!ということが一番に出てきますが、ところがこれは若い時の話で、これが完熟すると?その味はなんと「ものすごく甘い!」のだそうです!が、いやいやにわかには信じられないですよね?
でもこれ本当のようで?ゴーヤ自身が動物などに食べられないように、自分の身を守るための方法なのだと言います!
ゴーヤは「種」により繁殖する植物で、もしも完熟する前に食べられてしまうと?この時には種がまだできていない時で、繁殖が出来なくなってしまうので、動物が嫌がるように「苦味」があるそうです! ただ今度は完熟した時には?種を広くいろんなところまで運んでほしいために、今までの苦味が無くなり!今度は動物に好んで食べてもらい、そしてその動物のフンに混じり、土にかえり芽を出し繁殖するために、甘くなるのだそうです!
以上のような理由で、本当に完熟した時のゴーヤは「甘ーい!」のだそうですよ!
と言うように、ゴーヤ本人からすると、子孫繁栄のためにも完熟して食べて欲しい!ということなのですが、ところがギッチョン! 何とも動物のの中でも、人間という物が一番「悪食」なのか?
人はこの苦味が私の様に「好き!」だとか、その苦味に栄養が・・・!などと、まだ完熟する前から食べてしまう! 何ともゴーヤからすると一番厄介なものなのかもしれません?
この「苦味!」ですが、原因は?「モモルデシン」と言う成分で、働きとしては「胃腸の状態を整え、食をすすめるような働きが!」さらには「胃腸の粘膜を守り、傷ついたところの修正」「血圧や血糖値を下げる」そしてこれからの時期の「夏バテ!」を改善するような効果があるのです!
またこの「モモルデシン」ですが、夏には食欲が少なめになる方が多いですが、20種類以上のアミノ酸から作られており、何とも夏には適した食材なのです!
他にも、夏には紫外線で傷んだ肌などに必要な「ビタミンC」はトマトの約5倍も含まれていると言います! 日焼けなどからの肌の回復や夏の疲れ、ストレスにもビタミンCは是非必要な栄養素! また夏には必要なのがミネラルの一つ「鉄分」これもセロリの2倍ほど含まれ食物繊維も豊富に・・・!ですから、やはりこの時期に食べないと!
最近は夏の日よけの為の「グリーンカーテン」として、2010年頃からは日照と気温、十分なお水があれば、肥料や農薬をほとんど使わずに育て、収穫も!と一石二鳥と言うことで、家庭菜園のような形で栽培も盛んになっていると言います!
如何ですか?今年は苦味と!そして、完熟した時の甘味!この両方を確かめるために、早速撒いて確認してみませんか? 日除けにもなり、且つ収穫も!と、何とも一挙両得ではないですか!
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