頂きを目指し!

丁度先週の日曜日から、まさかのインフルエンザにかかり、ほぼ1週間お休みをいただき、現場には出ておりませんでした!  そんなインフルエンザで実感したことが?  それは薬剤耐性菌という物です!
今までも厚労省を含め、やたらに抗菌剤は使わないように・・・!と、言われ続けておりましたが、抗菌剤!という物でなくても、病気の元になり細菌はそれなりに生きようとして変化をしてくるのですね!
今回不覚にも罹ってしまったインフルエンザ菌でも同じで、今まではインフルエンザと言えば「タミフル」だった!  一番インフルエンザの薬としては新しく、また今までとその利き方が番う薬「ゾフルーザ」、出た当初は熱の下がりも良く、効果絶大!と言われ、今年の1月からのインフルエンザの時期には一番よく使われてた薬と言われておりました!
が、よく使われたからなのか?その効果のあり方が、作りやすいものだったのか?  今のインフルエンザの時期を前にして、このゾフルーザ、耐性菌がで出ており、その使い方は慎重に・・・!と言われておりました!
そして現在の流行期です!  私も最初はまさか?という事で、一応用心で飲んでおこうと「タミフル」を飲んでおりました!  熱も8度止まりで、インフルエンザであれば、タミフルを飲んでいるので3日目くらいには下がってくるだろうと?と思っていたのですが、ところがギッチョン!ですよ・・・
なんと下がるはずの3日目の朝になると、下がるどこでなく上がって、39度になりました!  当然インフルエンザかな?くらいから飲みだした「タミフル」ですから、効いていて当然が!なんと効果なく、熱が上がり出した!  まさにこれ「タミフル耐性」のインフルエンザウィルスです!
すぐに、タミフルとは働き方の違う、使う時には慎重に!という「ゾフルーザ」をすぐに飲みました!  それで見事、7時間後くらいには熱が下がりましたから!
これにより、今回は耐性菌の事も、そして薬がいざと言う時には劇的に効く!と、両方を実感!  そして、いざとなると気合は気合で!病気にはかなわない!という事も・・・!
ところが今回「国立感染症研究所」によると、既存の抗菌剤がほぼ効果のない!海外発の強力な薬剤耐性を持つ、大腸菌などの腸内細菌が国内で増えつつあると発表いたしました!
それも今回分析した耐性菌は、抗菌剤の中でもこれが最終兵器!と呼ばれる「最後の砦」のような薬で、それが効果なく!  なんでも、その「最後の砦」の壁を壊してしまうような酵素を作り出すタイプで、この菌に罹った時には?日本国内で現在使っている薬ではほとんど効かない!と・・・
現実に昨年海外でお仕事している日本人が、たまたま作業現場で右足を骨折して、その国で金属により骨を固定する手術を受けたそうです! ところがその部分が感染を起こし、患部からは今回の強力な薬剤耐性を持つ、大腸菌と同じ腸内細菌科の菌「肺炎桿菌」が検出されたそうです!
当然ここでは最終兵器の抗菌剤を使ったそうですが、この菌!抗菌剤の耐性遺伝子を2種類も持っており!  結局症状は抑えることが出来なかったそうで!  最終的には外科医の判断で、その感染している右足を切断!したそうです!
少し前まで、私の子供のころは外で遊んでいても、古く錆びたような釘などを踏んだり、転んで傷口に砂などが入っていると、よく母親に「きちんと傷口は洗い、きれいにして、消毒をしておかないと? 破傷風になり、足が無くなるよ!」と脅かされ、痛みをこらえて水道で傷口を洗った覚えがありますが、まさに今でも同じで!
と、言うよりも現在の方が怖いかも?  薬がこれだけあっても効果がない!のですから!  まさに三国志の「関羽」が鎧を着て、手にはピストルをもって馬で駆け回るような?まさに菌が無敵の状態!
これをばん回するには?「新たな薬が必要に!」と言っております! 世界保健機関(WHO)も最優先は、この「最後の砦」の薬剤耐性を持つ腸内細菌科をやっつける、抗菌薬の研究開発だと言っております!
咳が熱が・・・!大丈夫、薬が有るから! 風邪?大丈夫、抗菌剤が有るから!  ではないのですよ、そんなとんでもないことが今起きているのです!
やはり、予防が大事で、まずはかからないように、食事や睡眠、そして運動などで体力をつけ、病気にならないようにする努力を・・・!  もちろん「手洗い、うがい」も・・・!
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