今日も現場に午後出ておりましたが、最近感じるのは子供の便秘! 以前よりも多くなっているように・・・? それも3歳や5歳でなく、赤ちゃんの・・・?そう0歳のお子様が・・・!
そうなのです、最近は0歳のお子様の便秘が増えているという調査結果が「日本トイレ研究所」と言うNPO法人が公表しました!
0歳児の便秘ですが、放っておくと症状は悪化して、治すのに長い時間が掛かるようになってしまうと言います! この位な事で!などと、無関心にならないで、気になる時には早めに受診するのが良いと言っておりました!
その集計によりますと、便秘状態の1歳~3歳のお子様の母親からの回答によると?「お子様の便秘が気になり出した時期は?」と言いますと、もっとも多かったのが「6カ月から1歳未満で30.2%」さらに「6カ月未満と言う方が23.3%」もで、次は?と言いますと「1歳の方で21.4%」でした!
他にも「2歳が14.9%」「3歳4.7%」で、他分からないという方が5.5%という結果だったそうです!
なんと1才以下のお子様をお持ちのお母さんが75%近くも、お子様の便秘が気になりだしていたのですよ!
じゃーその、気になっていたお子様の「排便の回数は?」と言いますと、一番多かったのが「3日に1度」と言われた方で35.7%、さらに「2日に1度」の方が34.2%、「4日から5日に1回」と言う方は9.7%、分からないが0.5%!
うん?「分からない?」お母さんで、お仕事をしている方にしても、ご自分のお子様の排便回数が・・・「分からない!」うん?どうして「分からない?」のか、分からないですよね!
でも反対に毎日あり、1日1回以上と言う方も18.3%も・・・? その反対に1週間に1回と言う強者のようなお子様も「1.6%」いらっしゃいました! さすが5日以上もない!と言っても、それはお腹の中に入っているのですから、そりゃー苦しいですよね?
お子様の便秘に関するガイドラインが初めて作られたのが2013年と言います、これは子供の便秘を病気をして、正しく治療するための指針としてで「小児慢性機能性便秘症治療ガイドライン」という物だそうです!
ここでは発症しやすい時期を「離乳食開始時」そして「トイレトレーニング時」「就学開始時」の3項目で、そのピークは2歳~4歳としているそうです!
ただ最初の統計の様に、便秘の始まりの75%が1才以下からで、その中でも全体の半分以上のお子様が0歳児の時に始まっているという事なのです!
当然何日も排便がない!となると、小さなお子様でも苦しくなり、まだ表現の仕方が的確でないと、おなかが張ったりと「お腹が痛い!」などの表現で、何日もトイレに行っていないと便も硬くなり、ようやく出ても硬く、それにより肛門の周りが切れてしまったり! すると今度はその痛みが辛いので更に我慢をするように・・・!と悪循環に!
便秘で病院に行って薬を・・・!と飲んでも、お子様によっては、便が出口のとことで固まってしまっている「便塞栓」と言われる状態になると?いくら下剤を飲んでも、便が柔らかくなっても出口の所の物が固まり塞がっているので出なく、ひどい時には気持ちが悪くなり吐いてしまったり、身体が震えて来たりと、大変な騒ぎになる事も有ると言います!
昔はそれこそ、出口のとことで塞がっているような時には、それを割りばしなどで崩して出した!とかも聞いたことが有りましたが、それほどに出口で固まってしまうと、中が柔らかくなっても、出ない! でないだけでなく、中が柔らかくなっているので苦しいし、気持ちも悪くなってきてしまう!と言う事に!
そこまでと言うのは、なかなか起きないのかもしれませんが、ともかくしゃべれない赤ちゃんですから、お子様の排便回数、そしてその量、形などは気をつけていることが大事な事だと言います!
便秘症と判断するための一つの目安としては「3日に1回」だそうです、もしもそれ以上になり、機嫌もあまりよくない!とか、食欲が少なくなって?などの症状が分かれば、早めに専門の先生に相談をするのが良いと言います!
小さなお子様の便秘! たかが便秘、されど・・・で、なかなか侮れませんよ!
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