唐突ですが「プラセボあるいはプラシーボ効果」と言う事を聞いたことありますか?
このプラセボですが、これ「にせぐすり」偽薬という物なのですが、これは新しい薬ができた時にその効果が本当にあるのかどうかを確認する時に使われるもので「二重盲検法」と呼ばれている方法なのです!
この偽薬ですが、できているのはデンプンや糖などを使って作るのですが、当然その成分は食品ですから薬効などという物もありませんし、副作用もないものなのです!  
そしてこの偽薬を薬効を調べたい治験薬と同時に、患者さんに飲んでいただくのです!  当然外見は全く同じで区別がつかない物で、かつ飲んでいる方もそしてそれに協力する医師の両方ともに、どちらがどちらかは分からないような!  そんな状態で始めるのです!
その後その試験全体が終了した時に、一人一人の患者様には「偽薬や本物か」を明らかにはして、その効き目や安全性を比較するのです!
そうすると偽薬でも効果があったり、またデンプンなどであるのに副作用のような物が出たり、その反対に本物の薬なのに効果がなかったりと・・・?  このような試験からその有効性を確認して、明らかにプラセボに比べて治験薬の方が効果がある!と言う事が、証明されることで、将来的に発売の参考になっていくのです!
そんなことから、本当にその薬の効果があるのがないのか?確認するような試験なのです!
ところが今日の新聞にこの「プラセボ=偽薬」を専門に作り販売している製薬会社があると!そんな紹介が出ておりました!
まさに現代は年齢が上がるに従い、身体あっちこっち、そして心臓などの内臓にも・・・血管も!といたるところが傷んでくる方が多く、病院に罹り薬局でもらう薬の数は75歳以上になりますと5種類以上の方が4割を超えていると言います!
沢山の病院に通い、そしてその都度お薬を・・・!などから、薬の種類が増えることで副作用も出るリスクも高くなり、また薬によっては耐性菌の問題も・・・!
そんななんでも病気になったら「薬」と言う考えを、意外と病気によっては「プラセボ」でも効果が・・・!と言う事を逆手に取りこのあえて「偽薬」を販売しているそうです!
中は「糖とカルシウム」でほぼできており、法律上は食品になるそうです!  ではどのような時に使われ利用されるか・・・?と言いますと!
丁度行楽の秋ですが、この時期になると行われる学校行事の遠足!  そんな時必ず数人の児童の方は車に酔ってしまう!と言う子がいらっしゃいます!そのたびに酔い止めを飲むのですが!  そのたんびたんびに薬!身体大丈夫ですか・・・?と言う心配も!
そんな時にこの偽薬が活躍?  中はカルシウムや糖ですが「病は気から!」で、お子さんが知らなければ?そしてお母さんがこれを飲めば「酔わないよ!」とチチンプイプイ!  ちょど怪我をしてした時の、あの「痛いのいたいの飛んでいけー!」効果?
これで楽しくバスなどの乗り物に乗れれば、最高ではないですか!
またこれからの高齢化社会、認知症に?と言う方も増えてきますが、そんな方がよく言われる「お薬を飲んだことを忘れ、何度もお薬を求める!」そんな時に・・・「これが」!  介護する方も安心して・・・!のような利用法もあると!  他にも意外と活躍の場が・・・?
今まで効果があるのか無いのかを試す薬の「プラセボ」が、反対に「薬の様に・・・?」、なかなか面白い発想ですよね!
とは言っても何でもかんでもではないですから、まずは身体の何か異常が・・・?と言う時には病院に・・・!そして必要な時にはお薬をきちんと飲んでくださいね!
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