五十肩?

昨日のようなお天気だと風も冷たく、そのせいなのか朝からのセミの声もほとんど聞こえなくやはり秋!と感じますよね! でも今日は夏が帰ってきたように、あちー!一日でした!  その暑さのぶり返しに帰ってきたのは?セミの声ですが、でも夏本番の時とは違いこの時期になり聞こえる声は「ツクツクボウシ」が目立っています・・・!
あのミーンミーンやシャーシャーとなくセミよりは幾分暑さも落ち着いてきているようには聞こえますが、でも「あちー」かったです!
毎年のことですが夏の暑さが懐かしくなる時期になってきてはおります!  これから秋が来てそして今度は毎朝がサブ!というような冬が・・・!何とも季節がはっきりしている日本です!
そしてやはり季節の変わり目!で、特に暑いから暖かいそして寒い!と気温の変化が出てくると、昨日のような「冬季うつ病」などのような季節の病気も・・・!
そんな季節による病気なのか?の腰や肩などの痛みの方が増えるのもこの時期に・・・!  今まであまり感じなかったが、涼しくなって来たとたんに、肩が上がらなくなって!  高い所のものを取ろうとしたらピリピリと痛みが・・・!なんてありませんか?
俗に「四十肩や五十肩」などと言われますが、中には?ではなく、別の原因の時もあると言います?から、一概に「四十肩」と決めつけない方が良い時もあるようです!  
「四十肩も五十肩も六十肩?」ももともとは、その原因は同じで、痛みが起きた時の年齢が違うだけなのです! ですから、60歳でも80歳でも肩が急に痛い!と言う時にはみな「四十肩」でも良いのではないですか?
しかしこの肩の調子が良くない!と言う病気は、すでに江戸時代に使われており、残念ながら「四十」ではなく「五十肩」として文献に出ていると言います!  じゃー「五十肩」で!
医学的には「凍結肩」や「肩関節周囲炎」と呼ばれているそうで、肩の関節を構成する「滑膜、靭帯、腱」などに炎症が起き、関節を包む袋が縮こまって、動きが悪くなった状態なのです!
最初のころは、痛みだけなのですが、そのうちに関節が硬くなり凍ったように固まってしまうので「凍結肩」と!  ただ年齢が40代~50代の方に多く見られるのですが、何故にこのように?と、その起きる原因も、そして当然どのようにすれば治るのか?はっきり分かっていない!と言います・・・
一般には数年で自然に痛みもなくなり治る!のが特徴なのです!  傷みが強い時には炎症などを抑え、痛みを取ったりする薬や、関節に注射などをして治療する、そして痛みが楽になってきたら?運動療法で関節がかたくならないようにするのです!
運動療法には「振り子運動」や、仰向けになり腕を頭の上に伸ばす「拳上運動」など、いくつかの運動があり、症状により組み合わせて行うそうです!
ただこの肩の痛みは「五十肩」と、もう一つこれと同じ位に起きている方が多いと言われる「肩腱板断裂」と言う病気があり、これを五十肩と間違えて悪化してしまう事も有ると言います!
この腱板と言うのは肩を動かす4つの筋肉の事で、この腱が一つ以上損傷した状態が「肩腱板断裂」と言うのだそうです!  原因としては高いとこから落ちたり、交通事故にあったりしたときになり易く、テニスやゴルフなどのスポーツでもなる事があると言います! 
ところが、より年齢が進んで行くと老化!と言う事で、少しずつ切れる事も有り、また植木鉢のような重いものを持った時に?またかわいいと思い、お孫さんなどを抱っこした時に・・・!と日常の力仕事がきっかけでもなると言います!  この病気になると、先の五十肩の様に自然に!ということはなく、痛みがひどい時には手術!と言う事も・・・だそうです!
では「五十肩」と「肩腱板断裂」の区別は?と言いますと、まず仰向けに寝て腕を伸ばし、そのまま頭の上まで上げる!丁度「背泳ぎをするように」その時にもしも五十肩の時には?挙げた腕は顔の前まで位しか上がらない!丁度横になっている身体とは90度前後までと言う事に!
それが「肩腱板断裂」の場合は?腱が切れると筋力は低下するが、重力が少ないために腕は上がる!そのために五十肩が顔の前で止まってしまうのに、この病気の時には、同じ90度付近では多少痛みは感じるが、さらに頭の上まで上がるのだそうです!
そのほかにも腱板付近にリン酸カルシウムが流れこみ、炎症が起きて痛みになる「石灰性腱炎」と、一概にすべての肩の痛みが五十肩ではない!のです、以前からずっと・・・と言う方や、今年から・・・?と言うみなさま!まずは自己判断で五十肩と思わずに、早めに専門医に見てもらうのが一番の治療の様ですよ!
病気の一番は「早期発見、早期治療」が大事です!
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