今の時期ですと、美味しいものは? と言えば、そうですねー?やはり夏と言えば「スイカ!」そしてちょうど今の時期だと「モモ」そして、最近は家で焼くことが少なくなり、レンジでチンが当たり前の様になった?「トウモロコシ」!
以前だとスイカと言えば買う時には、どれが甘いのか?と、よく分かっていないのに!やたらポンポンと叩いてみたり、トウモロコシだと、ついている毛の量や色で分かったような顔をして買って帰り? 浦島太郎のような玉手箱ではないが、中を確認すると?スイカだとまだ白っぽかったり、トウモロコシはスカスカだった!なんて経験がありませんか? あるある!ですよね!
ところが最近はそんなはずれの物が少なくなっておりません? 特にくだもの!
先日も今年初めて買ったスイカ、まだかな?と思っていたのですが、いやいやそれが甘かったです! というのも、買う時のスイカの横に糖度13と表示されていたのです! スイカであれば糖度は11~12くらいのものが普通で、これで十分甘いそうです!
そういえば、ほかにもメロンなども糖度が表示されたもの見かけますよね! トウモロコシも・・・! と、最近はなんでもこの糖度と言うのが書いてあったり、本体に貼ってあったりするのを見かけます!
もちろん出来不出来があるでしょうから、試しに1個を取り出して食べてみて美味しかったら、その時の他のものも同じ様に・・・?というわけには行かない! でも、昔はそうでしたよね?八百屋さんなどの店先に試食で同じような?ものが細かく切ってあり、それを食べて甘かったりで、おいしい!と思うと、そこのものを買っていく!
でも、家に帰り、切って食べてみると、違うじゃん! 試食の様に甘くない!と、翌日に同じ八百屋さんに行って「美味しくなかった!」と一言文句を! そして、今度のこれは美味いから絶対!なんていわれて、また懲りずに買ってしまう! なんて、おおらかな時代でした・・・?
今はそんな商店街の八百屋さんなども減っているので、その時その時の真剣勝負?
が、現在はまさに「伝家の宝刀」の様に果物などにはこの「糖度」というお墨付きが付いているので、まずはずれがないのです!
傷もつけずにどうしてその果物などの甘さを測る?と、思いませんか?
この糖度を調べるのは「光」だそうです、それも「近赤外光」と言われるもので、その光を果実などに充てて通り抜けて来た透過光を分析して測るのだそうで!
果実に含まれる果汁の糖分割合を、ショ糖に換算して度数を表示したものが「糖度」なのだそうです! その物には傷をつけずに、光を照らして、甘さや食べごろを判定する?これ「生物センシング」と呼ばれるものだそうです!
研究の先駆けはアメリカンだそうで、世界各国で研究が行われるようになりましたが、その中でも日本が一番熱心に研究を行い、1980年代後半になり、この糖度計が実用化されるようになったと言います! その後2000年代に入り、発展してきたのが「紫外光」と言われるもので、農作物の含まれる様々な蛍光物質の蛍光画像を見ることで、肉眼では割らないような異常を見つけ、知ることが出来るのだそうです!
例えばミカンですが、ミカンの皮には肉眼では分からない「ピンホール」という非常に小さな傷が出来ると、そこから必ず!腐ってくるのだそうで、よくお店で売られているのを見かける、10個ほどのミカンが袋に入って販売されている物を、買って数日そのままにして、いざ食べようとすると? 中ほどに入ったものが腐っていた! なんて経験は・・・?
その原因が「ピンホール」なのだそうです! 見えないような傷の為にで・・・、売る八百屋さんも、そして買う我々も分からずで!決して八百屋さんがごまかして入れている?というわけではないと!
他にもその画像からは、農作物の鮮度なども調べることが出来るので、いったいいつが食べごろか?が分かるために、これを利用すると家庭での食品の廃棄される量を減らすことが出来るようになると・・・!
この「生物センシング」の研究者が現在目指している事は、世界の「食品ロス」これを減らすような貢献を考えているそうです! 世界の食料品の廃棄量は年間13億トンと言われ、なんと生産された食料の三分の一が捨てられている事になるそうです! 日本でもフードロスは2016年度で年間643万トンと言います!
この先世界の総人口は2050年には現在の3割近く増えるとされております! その為にも、農作物や食品の品質を知り、フードロスを減らし、持続的な食糧生産が必要になると言います!
ただ単に私の様に、おいしく食べるために・・・!という、単純な事でなく! 本当はもっと大事な事に研究されていると!
昔、両親に言われた、箸をつけたものはきちんと残さずに頂く! という事、そんな昔とは違い、多くの物が、その美味しい時を見計らって売られているのですから!残さずに!です・・・
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