私が子供のころに聞いた話で? 「生りものの木を植えると、病気が絶えない!」と言われていたことを思い出したのですが! ご存知の方も・・・?
生りもの・・・? 今ではよほど大きなお家か、横浜でも市内でもチョット緑の多い泉区や都築区、緑区などに出かけると見かける、農家や、地の方の広い敷地のお家の庭などにはお見掛けする「カキやミカンなど」の木ですが、たまたま今日出かけていた旭区で、車を駐車場に止めたそのすぐ近くに、久しぶりに見たこの木が・・・?
そう言えば、子供のころにはよく見かけたこの木、と言うか、この実ですが、最近あまり見かけないし、食べることも少なくなりました! 「この実?」ですが、これ「ビワの実」です!
今日見かけたお家の木も大きく、その実は山ほどで、きっと取ることもなく、鳥が来て突っついていくくらいかなと・・・? でも、今の時期の果物ですから、あの有名「○疋屋さん」に行くと、そりゃー私なんぞが見かければ?びっくりする値段がついて、鎮座ましましているのでしょうね?
子供頃には割と見かけた果物でしたから、よくその木に登り食べていました! でもこれが取らずに完熟してくると、鳥でなく、あしながバチがその実の中に入っていて、それを知らずに取ろうとして、刺されたことが何回かありました!
その味は?と言うと、そりゃー「○疋屋さん」のものとは比べ物にはならない?とは思いますが、甘さもほどほどで、あっさりしていて、比較的水ぽく、おいしいとも、まずいとも?と言う感じの味だったように・・・? 食べた事のあるみなさま、その味、思い出すことできますか?
丁度今が旬の果物ですから、その栄養は?と言えば、皮膚や粘膜の健康を保つためには必要な栄養素の「βカロチン」や、むくみの予防や余分なナトリウムを排出してくれる「カリウム」他にも疲労回復の「ビタミンB、クエン酸、リンゴ酸、鉄分」などがバランスよく入っているのです、それゆえか以前より「健康果実」とも呼ばれているのですよ!
また「ビワの葉」は皮膚病に効果があると言い、今でもこれからの時期にお子様が汗により出来る「あせも!」この予防や治療の市販薬で「ビワの葉ローション」とかが販売されておりますよね!
そんな今では旬であっても、あまり見かけなくなり、そして食べる機会も少なくなっている「ビワ」、このビワを旬の食材を味わう「食育」の一環として「東京都大田区」で給食に出されたそうです! すると食べ終えたお昼休みに、1年生から6年生の30人が体調の不良を訴えたそうです! 中には救急車で病院に搬送されたお子様もいたそうです!
しかし全員の症状は軽くすみ、その日のうちにはそれぞれは自宅に帰られてそうですが、何故に・・・?その原因は?
原因を調べてみると?なんと、食育の一環として出された「ビワ」がその原因だったそうです! では、その「ビワ」が古いもので、腐っていたとか? それとも私の子供頃の様に、中に蜂などの虫が原因?…とか・・・?
ではなく、なんとその「ビワ」が原因の理由は?と言いますと! なんと「食物アレルギー」だったのです!
お子様の食物アレルギーの原因は年齢により多少違ってくるのですが、多いいのが「鶏卵や小麦」で、他にも「牛乳や魚卵、ピーナツ、エビなどの甲殻類、そして果物」ですが、もともと家などにいても食べることの少ない「ビワ」ですから、それが原因と言うのが分かっていなかったのが、その理由だったそうです!
だいぶ以前にも書いたように思うのですが、最近の研究で「花粉ー食物アレルギー症候群」と呼ばれるものがあり、年々増えていると言われる「花粉症」この花粉症の方が、反応する花粉のタンパク質と似たタンパク質が果物にも含まれており「シラカバやハンノキ」などの花粉に反応する方は「リンゴやモモ、そしてイチゴ」と言うバラ科の果物で症状が出ることが多いいと言います!
そして同じ様にこの「ビワ」にも、それと同じタンパク質が含まれているために、同じ様に反応をすることがあるそうです!
もともと花粉症があり、今回の様に果物を食べることで、口の中が「イガイガしたり、またヒリヒリなど」の違和感が出る時には、注意をした方が良い!と言います!
また最初のうちはその症状も軽いので、ひょっとしてと思った時は早めにアレルギーの検査をした方が良いとも言います! その軽いうちにならば良いですが、それを無視して食べていると、その反応は強くなり、大事になる時もありますので、今の時期、果物が美味しく、いろんな種類のものが出てきておりますので万が一、口の中にいつもと違う物を感じた時には、ご注意を・・・!
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