今日は昼間は一時雨も止み、晴れ間も見えて居た様ですが、ちょうど今頃からなのでしょうか? 梅雨前線の活動が再び活発になり、明日4日にかけて雷を伴った猛烈な雨が九州を中心に西日本を襲うという予報が出ておりました!
降る雨の量がものすごく、7月の1ヶ月分の降水量が1日で・・・!と言いますから、まさに想像もできないほどの雨なのでしょう? 前線は掛かっていても、それほど深刻な降りにはならない関東の人間にとっては、申し訳ない様感じなのですが・・・!
今日2日の気象庁の予報官の方が「自らの命を、自ら守らなければならない状況が迫っている事を認識して欲しい!」と、早めの避難を訴えておりましたが、それほどに・・・!危険が迫っているという事、これからのこの梅雨の時期になると毎年?となると、来るか?来ないか?と心配する「台風」よりも怖い自然災害になりますね?
昨年の7月には西日本豪雨だったではないですか! そして今年も同じ7月、そして今回の総雨量はそれを上回る・・・?と言いますから! これからも心配になりますよね!
まだ7月が始まり今日で2日目ですよ? というのも先月の30日には、年が明けての1月から6月までの半年間の厄を落としたはずなのに・・・?
通常は「大祓」と言うと、1年の最後、大晦日に行われることを言うのですが、実は年に2回この大祓という物はあり、1年の半分で行われる行事がこの「夏越の大祓」という物なのです!
この夏に行われる「夏越の大祓=なごしのおおはらえ」ですが、この時には各地の神社では参道に「茅の輪」という、藁や茅=ちがやで編んだ、大きな輪っかが出来ており、それを参拝する方がくぐることで「半年溜まった病気や穢れ」などを落とし、残りの半年間を無事に過ごせるように!と願う儀式なのです!
もとをただせば由緒正しき行事で、古くは「天武天皇」の時代からで、国の行事として行われていた!と、日本書紀にも記されていると言います! なんと1350年以上も前からですよ!
しかしこの「夏越の大祓」の30日も九州地方は雨でしたよね? 当然それどこではない「自分の身を守る・・・!」と、避難勧告も出ていましたよね! 今はそれどこではない!ですし、そのお祓いをしていないから?という事もないでしょうが!
と言っても、すでにその日は過ぎてしまいましたし・・・?やはり「自分の命は自分で・・・!」となりますかね?
そう言えば今日は「半夏生」ですよ! 「夏越の大祓」にしても、今日の「半夏生」にしても、今の若者はきっと「何それ?」という感じでは? それにこの字自体もなんと読むのかでは?
この字は「はんげしょう」と! 現在は使われていない「雑節=ざっせつ」の一つで、昔の人が作った季節の移り変わりを表したものですかね? 他にもこの雑節には良く知られている物が?
それは「節分や彼岸、八十八夜」そして、ちょうど今の時期の「入梅」もさらには、ここ1年近く私は食べるチャンスがないウナギ、その「土用」も雑節の一つです!
その中の「半夏生」ですが、この時には田植えや畑仕事の目安の時期で農作業の大事な節目なのです! このころまでに田植えなどは終わっているべきと!
地方によってはこの時期に空から「毒気」が降ってくるとも言われたり、また「半夏生」の時に降る雨を「半夏雨=はんげあめ」と呼んで、この雨が降ると大雨がなるとも言われていたそうです!
まさにちょうど今の九州地方の雨ではないですか、田植えも終わり緑の苗がこれから根づく・・・と言う時に!
そんな大事に植えた苗がしっかりと根付く様に・・・!と、昔の人は節分の時の「豆」そして土用の「ウナギ」と同じように、この「半夏生」の時には何をしたと思いますか?
実は「タコ」を食べたのです! 「タコの足は? 8本」ですよね、そのタコの足が四方八方に広がっていることから、しっかりと地面に根付いてくれるようにと・・・「タコを食べたそうです!」
タコの足の様にしっかりと人も稲も、流されたりしないように「タコを食べて!」の前に、まずは自分を守るために早めの避難を・・・!
ただこの時間になると周りも暗くなり、様子が分からないようにもなります! 地域や地区により緊急の時の連絡網は出来ていると思いますので、様子によっては、そこに連絡をして、そして動きましょう!
関東地方でもこれから雨が強くなると言いますので、決して他人ごとではなく、これからの気象情報には気を付けておきましょう!