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戦前の大学進学率は・・・?というよりも、現代の新制大学と比較するのであればその当時は旧制高校そして専門学校も高等教育機関としての方が現代と比べるには良いのかもしれません?  で、そのころの進学率は?と言いますと、太平洋戦争直前でおおよそ10%前後だったといいます、もちろんその当時は男子に比べて、女子の進学率はさらに極端に低い時代だったといいますから、この数字もほぼ男性に限ったものであったと・・・
そしてその後も、終戦後昭和30年代の初めまでは、ほぼ同じような数字で、前回の東京オリンピックが開かれた1964年頃でも13%ほどであったといいます!
その後の学生運動が賑やかになる1970年頃から大学進学率は上昇しだし、それでも18%ほどになり、昭和から平成になる1989年で25%ほどに、さらに1995年頃は32%になり、現在はと言えば?その進学率は8割にもなるといいます!
しかし、その全体で8割になる大学などの進学率も、所得が年収270万未満の低所得世帯に限ると、半分の4割程度になってしまうそうです!  そこで今回の就学支援の法律で、この4割を8割に引き上げるために成立したのです!
今回成立した内容は「授業料や入学金の減免」さらに「生活費などの為の返済不要の奨学金を学生に渡す」というこの二つの制度なのです!  要は高等教育の無償化という事が、今年の4月から始まる予定になっているのです!
今までの様に奨学金を受けていても、その金額を卒業後に仕事をしながら返さなければ!  授業料は奨学金を受けていても生活の為に学校が終わってからアルバイトを・・・!と言って、苦労しながら卒業や卒業しても、まだその返済に苦労を・・・!という話がありましたが、今回のこれを利用すれば、授業料は減免になりますし、生活費も返済不要・・・ですから!
この減免の費用も、奨学金の支給額も、全て国が払ってくるれるといった仕組みになるのだそうです!
その金額は大学そして専門学校などによりそれぞれ違うのですが、一番手厚い国公立の大学であれば、約54万円の授業料が減免になり、これが私立の大学であれば約70万円に、私立の専門学校では約59万円だそうです!  もちろんそのほかの入学金も28万円から16万円まで、国公立や私立、そして教育機関の種類により幅がありますが、それぞれに減免が行われるそうです!
現在の文科系の私立大学で1年間の授業料は100万円ほどと言われますから、これが利用できればだいぶ楽になり、今までここがネックで!と、我慢していた勉強をしたい!と思われていた学生には、正に来年よりは朗報ですよね!
が、確かに朗報なのはそうなのですが?  しかしここでの関所があり、なんとこの対象になるのが、あくまでも低所得世帯に限る!という事なのです!  その条件というのは?「年収が270万円未満で住民税が課税されない世帯!」と、そしてそれを超える年収であると、必然的に年収が上がるに従い支援額は減って、年収が380万円を超えるとゼロになってしまうそうです!
当然上限の380万円を超えても生活が大変!と言うご家庭もあるのですが、それはこれからの課題だそうで、今回はあくまでもそれ以下の家庭に・・・と言う事だそうです!
授業料の他の生活費などの為の給付型奨学金ですが、自宅と下宿の方によりその金額が違いますが、ちなみに私立の大学生で自宅であれば約46万円、下宿だと?約91万円になるそうです!
これを悪用?と言う方はまさか・・・?ですが、年収の金額によっては何やらよからぬような・・・?
いますのよねー、上手に制度を利用して?そして上手に生きていく方って・・・?  でないように、年収が勉強をしたい気持ちに壁を作らないように活用されるといいですよね!  
この財源には今年の10月に予定されている消費税の増税分が当てられるといいますから!