意外なところで意外な人に出くわす!と言う事ってたまーにありません? 何故か急に前日に久しぶりに夢で!とか、あるいは何気に思い出した! その人にその翌日にばったり会った!とか・・・?
とそこまで偶然ではないのですが、つい先ごろ50年近く前に出かけていた地方の名前を新聞で見たのです!
出かけていた時は大学生の時だったのですが、今まで時々は何となく頭の中に出てきてはいたのですが! そのころは、ただの瀬戸内海の小さな島で本当に漁村!と言う感じだったイメージしかなかったですが、なんとその新聞にはその島は、私が大好きなバウムクーヘンの「日本伝来の島」だったそうなのです!
出かけていた時にも、そんな話は聞いたことはなかったのですが、その新聞の記事によると、その島はかって「第一次世界大戦の時に捕虜となったドイツ人の収容所」があったそうで、多い時には約550人の人が生活をしていたと!
近くには「宮島や江田島」があるのですが!
そしてその収容所に、そのころ中国の青島=チンタオでお菓子店を営業していた「カール・ユーハイムさん」が収容されていたそうなのです! その「ユーハイムさん」が日本に?何故かというと第一次世界大戦の当時、青島は日本軍により占領されたために捕虜となり収容されたと!
そして1919年の3月4日に今の原爆ドームの所で開かれた捕虜による「製作品展覧会」で、木工品や絵画などと一緒に出品され並んでいたのが?なんとこの「ユーハイムさん」の作った「バウムクーヘン」だったそうです「バウムは木を、クーヘンはケーキ」を意味するそうです!
と言う事で丁度、今年で100年を迎えるそうです! 日本で食べられるようになってまだ100年?意外や、つい最近ではないですかねー? カステラは戦国時代に織田信長が食べていたとも言いますから?同じように、このバウムクーヘンは水戸斉昭とか徳川家康が食べていたと・・・?そのころにはすでに日本には紹介されていたように思いましたが・・・?違いましたねー!
その後1920年に解放された、この「カール・ユーハイムさん」は、この横浜にお店を開いたそうですが、1923年の関東大震災によりお店は倒壊してしまい、その後は神戸に移り、お店を開けたそうですが、それも1945年の大空襲に合い、被災してしまったそうです! そしてその後失意の中、終戦の前日8月14日にお亡くなりになってしまったそうです!
でも日本に紹介した「バウムクーヘン」は残っていますし、現在はもちろん「ユーハイム」も有名ですが、ほかにもいくつのも美味しくて有名な「バウムクーヘン」ありますよね!
私以前はあの木を模したような箱に入っている「バウムクーヘン」大好きで、ほどほどの大きさならば、あの木を丸ごと一ついただきましたが、最近は別の、日本人の名前のようなあのメーカーさんのものを好んでいただいておりますが、そういえば最近は食べてない!
と思うと、食べたくなるのが人情ですよね! 早速近いうちに・・・!
ちなみに「ユーハイムさん」が収容されていた、この島では今でも、収容所の跡地に「臨海少年自然の家」が建っており、ユーハイムさんに教えてもらった、当時と同じレシピと焼き方でバウムクーヘンを手作りしているそうです!
半世紀近くと、今頃になってですが、へーっ!ただの漁村のような小さな島ではなかったのですね! いやいや思い出しました!