虫も人も!

昨日の冒頭書きましたが、今日は二十四節気のうちの一つ「啓蟄」になります!  春の言葉が出てきた「立春」そして次が「雨水=うすい」そして次、春になり三番目が今日の「啓蟄=けいちつ」に!  そして次ぎ四番目が「春分」になり春から夏に向かって回っていくのですが、暦の上ではそうですが、なかなかいい心持の「春」にはならないですねー?
日曜日からの雨と真冬並みの寒さでした、そして昨日は朝から日差しも出て気温も上がりようやく春の兆し?と思うと今日はこのお天気で・・・!  今日の横浜は朝には薄日が?と思っていたのですが、お昼には雨に、その後は止んでおりましたが気温14度ほどの割には寒い!で夜になりまた雨が?  まさに「三寒四温」と言いますが季節が戻ったり、進んだりで、ゆっくりと春に向かっていくのですね!
今日が「啓蟄」で「啓」は「開く」という意味で!「蟄」は「虫などが土の中に隠れ閉じこもる!」と言う意味だそうです!  そこから土の中に閉じこもっていた虫が開く!外に出てくる、という日になるのですが、いやいや今日の気分では・・・?もそっと待っても?と言う日では!
それよりも出るのならば昨日だったのでは?  3月すぐの日曜日、寒さと雨にたたられ、翌日の月曜日も!で、外に出たがっていたのは、虫たちだけでなく人もだったようです!  昨日のお昼頃の大きな公園に老若男女、老いも若きもで、人が沢山出ておりました!
特に老?かどうかは分かりませんが、その割にお若く見える男女のみなさまが、ゲートボールだと思うのですが、沢山の人で楽し気にワイワイ賑やかでしたよ!  待っているのは、虫だけでなく人もなのですね!
所でこの「啓蟄」ですが、元になっている「二十四節気」と言う暦ですが、考えられたのは古代中国です! そして日本では平安時代から使われていたと言いますが、その本場中国では「啓蟄」ではなく「驚蟄」と言い!この時期になると春の雷が鳴り、その音に虫たちが驚いて土の中から這い出てくる!と言う事から、中国では「驚く=おどろく」と言う字を書いて「驚蟄」と言うのだそうです!
しかしこれには訳があり、元は中国でも「啓蟄」だったそうなのですが、漢の時代があり、そのころの皇帝の名前が「啓」と「啓蟄」の中にその名前の漢字であったために、この文字を使う事がはばかられ、意味の似ている「驚」を使うようになり、中国では今でもその字を使い「驚蟄」と書いていて、日本には元のままの字で伝えられたという事らしいです!
しかし春の雷によって虫が起き出して・・・!と言うのと同じように、日本でも江戸時代から松の木に付く害虫の「マツカレハ」の幼虫を駆除するために、松の木の地上2メートルほどの所に「菰=こも」をまき、そのマツカレハの幼虫が冬になると枯れ葉などの中に隠れ寒さから身を守り越冬する!と言う習性から、松の木に菰をまくとそこに幼虫が集まり、越冬を・・・!
それを今頃になると、その菰を外して焼却する!と言う害虫駆除の方法があり、11月ころからこの暖かくなる今ころまで、菰を巻き付けた「菰巻き」をした松の木が冬の風物詩になっているところもあるそうです!
そしてそれを外すのが、今日の「啓蟄」に日になっているそうです!  それこそ折角駆除の目的で菰をまいていたのに、本格的に暖かくなり虫たちが越冬から目覚め、出ていかれては元も子もなくなる?ので、出ていく前に外して焼却を・・・!
えーっ!それ卑怯と言うのでは・・・?  確かに・・・ですが!
しかし現在ではこの「菰巻き」ですが、害虫駆除の効果はないらしいと?姫路城や皇居外苑などでは中止しているところも出てきていると言います!
暖かくなり寒くなり!と繰り返しながらも春に近づいているのです、ミカンも終わり、これからは「八朔」や「イチゴ」のおいしい季節!  花もウメやモモから、待ちに待ったサクラが咲き、モクレンが咲き、コブシが、そしてユキヤナギの白や黄色のレンギョウと明るくなります!
陽気は良くなりますが、季節の変わり目、今年は4月の後半から5月にかけ10連休・・・?とかの話も出ております、体の中でもついて行くのが大変に・・・!  睡眠、食事に気を付けて、体調の管理をきちんとしましょう!
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