今度は「はしか」? 先週大阪のデパートで売り場のスタッフを含んで20人近くが「はしか」に罹患するというニュースが! これも一時大流行?の噂の出た「風疹」と同じように、始まりは沖縄が最初で、台湾からの観光客により広がり、確か沖縄では100人近い方が罹り、そこから関西や関東に広がり、だいぶ少なくなってはいるものの今でもまだ収まってはおりません!そこに今度は「風疹=三日はしか」ではなく本物の「はしか」が!
三日はしかの風疹も、ほんもの?のはしかも、始めの症状は風邪のような咳や鼻水が、でその後に38度以上の熱が出て、全身に湿疹が・・・と言われております!
どうします、この時期、幾分は下火になったとは言え、まだ週に何人かはいらっしゃるインフルエンザ、そして寒さなどからの風邪、そろそろ飛び出した花粉症! その上にさらに「はしか!」、その症状にみな鼻水や咳など同じようなものが? 忙しい時期になってきましたよ!
つい最近で同じように沖縄から流行したの「風疹=三日ばしか」で、今回の「はしか」は「麻疹」と呼ばれるものです、この名の由来は中国からの呼び名で、この病気にかかると発疹する症状が「麻の実」の様に見えることからこの名がついたと言います! 一度かかると二度と罹らない!と言われ「二度なし病」とも呼ばれていたそうです!
そして意外とこの病気は子供が罹るもの?と言うイメージがありますが、意外とそうでもなく今回の大阪の件でも大人の方が・・・なのです、そして子供に比べて成人が感染すると重症化しやすい?と言われております!
2000年代に入り「麻疹」のワクチンが普及することで、ほぼ収まっていたのですが、それでも麻疹ワクチンで付いた抗体と違う形のものにより定期的に今までも流行はしているようです、最近ですと2008年ころに一万人を超える大流行が有ったと・・・! 世界的にみると、今でもその患者数は未報告分を入れると200万人を超えるのではと・・・、またその患者さんの多くは主にアジアやアフリカなどの途上国であるとWHOの報告です!
「はしか」の感染力は非常に強く、その感染力は強いと言われている、そろそろ終息?と思われるインフルエンザ!その10倍の感染力を持っていると言います! 潜伏期間は10日ほどと言い、その期間を経て風邪の症状のような「鼻水、咳、のどの痛み」などが4日ほど続き、口の中に白いブツブツができる!
その後に38度とか39度と言われる高熱が出て、全身に例の発疹が表れてくるのです! そのあとは回復期に入り、重症化しなければ10日もすればよくなり、発疹も黒ずんできますが、少しずつ消えていくものなのです!
ただ罹ってしまってからの治療法という物はなく、発症してしまうと対症療法だけなのです!
肺炎や中耳炎を一緒に起こしやすいともいわれ、また重症化をすると、まれに脳炎なども起こすこともあり、その中でも治療が終わり数年から数十年経ってから10万人に1人程度で「亜急性硬化性脳炎」と言う難病を発症することもあると言います!
インフルエンザなどの様に「接触感染や飛沫感染」などもありますが、ウィルスが小さく軽いために、飛んでも地上に落ちないで、空気中を漂っている!そのために「空気感染」でもうつるために広がりやすく、マスクや手洗いでも防ぐことができないのです! ですから今回の様に、デパートと言う同じ空間にいるだけで感染している可能性があるのです!
その為に予防の一番はワクチンを接種することなのです、2006年以降は2回の定期接種になっているそうですが、ただこの接種は強制ではなく強い推奨なのです! 最も私たちの時にはこのワクチン接種などは行われなくて、罹って抗体を付けてきた!と何とも野蛮なような年代でした!
でも現在ではワクチン接種があるのですから、やはり予防のため! 転ばぬ先の杖で、かかりつけの先生に相談して受けておくのが良いと思います!
それでも万全ではないのですから、気温も上がり乾燥もしております!このような時期は・・・?ついちょっと浮かれて買い物など・・・?と、思うのでしょうが! 君子危うきに近寄らず!で、あまり人込みは・・・?で、注意しましょう!
処方箋調剤、在宅と地域の健康作りの助けとなる薬剤師、チーム医療に参加する薬剤師の教育に力を入れる「サン薬局」です!
地域の「かかりつけ薬局」「かかりつけ薬剤師」の「サン薬局」です!