心の虫が?

先日気象庁から東京や横浜でも11日の「建国記念の日」に「花粉が飛び出したのを確認!」と出ておりました!  寒い日が先週は続いておりましたが、いよいよ春が・・・ですよ!
暖かくなるのはみなさまうれしいでしょうが、それに付いてくるのが「スギやヒノキの花粉」ですよね!  去年の夏の暑さが強烈だったせいか?今年の関東地方の花粉の量は昨年よりも多目と言われております?
飛んでいるのが確認できたのが11日なのでしょうが、花粉症で敏感な方は、先月の終わり頃から「も―飛んでいる!」と、おっしゃる方がいらっしゃいました! お天気により、痛みなどの症状が出る気象病、それと同じように花粉には敏感!と言う、気象庁よりも確かなアンテナを持っている方がこの花粉症の方の中にはいらっしゃるのです!
サーサー、症状が出だしたら、ここから今年は10連休に・・・?と言われる、平成の最後4月の終わりから、そして次の新しい元号の5月の始めまで、しばらくはお薬を飲み続けましょう・・・!  
一度花粉症が出てしまうと、軽い年や重い年とあるようですが、ほぼ毎年決まって「鼻水やくしゃみ、目のかゆみなど」憂鬱な症状が続いてしまうのですが!  これ何とかならないの?原因は杉やヒノキの花粉と分かっているのに・・・?
そうです分かっているので、特に症状も重く、そしてかかる方も多い「スギ」このスギの花粉を減らそうと、杉林の伐採や花粉の少ない杉に植え替えなどの方法は進められているようですが、いかにせんこの伐採や植え替えとなると、人手や費用、時間がかかるので何とも遅くなってしまうのだそうです!
そこでなのでしょうが、なんと東京農業大学で「スギの花粉を飛ばさない!」と言う研究が進んでいるようなのです!
これにはお金や時間のかかる植え替えなどと違い、なんと今のままで良いそうで、その今のままにして!その木の花粉、要は花粉雄花を枯らす!と言う方法だそうで、まさに「将を射んとする者はまず馬を射よ!」ではなく、元凶の「花粉!」を減らすために元を断つ!ような一番効果的な方法のようです!  そして費用も時間も掛からない!と言う一挙両得のような・・・?
その方法と言うのが、まず花粉を粘り気のあるもので固めて飛べなくしてしまえば!と言う事で、研究が進んだそうです、松脂や海藻のヌルヌル成分「アルギン酸」などで・・・! ところがこの固めるという方法では花粉は固まらなかったそうです!
ところが?サラダ油に漬けていた雄花が枯れたのだそうです!  そこで実験として、そのサラダ油を微妙に混ぜた溶液を作りヘリコプターでスギ林に撒いたそうです、いったいどうなったと?
アレルギー科の医師や薬屋さんは心の中では「失敗しろ!」と思っていたかもしれませんが、その思い届き・・・?  ませんでした!  
このスギ林に撒くという実験で明らかにその効果が出たそうです!  そしてそこから研究を重ねて、最終的には天然油脂由来の界面活性剤を主成分とする「花粉飛散防止剤」を開発したそうです!  すでに林業試験場で効果や環境への影響を調べ、農薬として正式に登録したと言いますから、間もなく使われるようになり、徐々に花粉のアレルギーからは解放・・・されますか?
他にも杉の雄花を枯らす微生物を研究して、雄花に吹きかけると枯れる!と言う菌類の「シドウィア・ジャポニカ」という物に注目しており、この微生物により花粉の量を8割以上も減らすことができたと言います!  またこの菌はもともと北海道から九州まで広くいることもわかっており、利用してもスギ以外の木には影響は少ないとされております!
スギの伐採や植え替えと進めながら、花粉が飛ばないように雄花を枯らす方法が研究され、今に本当に近い将来には3月の声を聞いても、あちこちでのクシャミ!聞けなくなるかも・・・?
ね―そんなむきに研究しなくても、多少は少なくなるくらいで良いのでは?  昨日から寒さもひと段落して、すこーし暖かくなったような?今週は先週に比べて気温が上がってくると言います、春の温かさと一緒に「目のかゆみやくしゃみ・・・など」いかにも春が来たー!と言う感じでは・・・?
せめて花粉が枯れる量が8割ではなく、4割から5割ほどで・・・!そのくらいの減量で研究してほしいなー!と、薬屋さんの心の中の虫は思いました!
「はーるよ来い!はーやくこい!」