昨日の躾の良い?消防車の話でしたが! 乾燥で冬は火事が多い時期と言われておりますが、きっと近いうちに来るはずと言われる「地震!」ですが、東日本大震災の時に本震が原因で起きた火災は全部で111件だったそうです、そしてその原因が特定されて108件のうち最も多かったのが電気関係による出火が過半数を占めていたそうです!
「地震!」ときたらまず「火を消せ!」と、私は子供のころには教わりました、と言うかこれも「躾?」!
このまず「グラッときたら、火の始末!」と言う教えは、そのころの大人はみな関東大震災を教訓にしているからだそうです! 確かに、そのころの台所などの火!という物は七輪などの、まさに「火」が主体でしたから地震により家の中のものが倒れ、それが火に移り燃え広がる!と大惨事に・・・!
現在はと言えば「IH」などの火であっても火ではないのです! さらに火、炎を出すガスコンロと言っても現在では震度が5程度以上になるとガスメーターが自動でガスは遮断してくれるのです! ほっておいてもガスは自然に!強制的に止まり火も消えるのです、かえって火を消そうとして、その火で火傷を負ったりの方が・・・で、今は身の安全を確保するのが先なのです!
東日本大震災でもそうでしたが、前の阪神淡路大震災でも地震火災は沢山発生しておりましたが、地震の起きた時間、朝の5時46分を考えると、沢山のお家で火を使っていたとは思えないといいます、そこから多分これも「電気」が原因であったろうといわれております!
それも「電気ストーブやテレビ、冷蔵庫、電子レンジ、ドライヤー」などが・・・? もちろん阪神淡路大震災が襲ったのは1月の中旬でしたから、寒さによるストーブを利用するお家も多かったと? 震度6以上の地震となると人が立っているのもままならなくなるといいます、そんなときにストーブの火を・・・?と、なかなか気が動転してしまい、何が何やらで、逃げるのに必死で?と言う事もあったのでしょうが、当時のその後の調べで、この火災の原因はその6割が「通電火災」であったといいます!
「通電火災?」と言うのは停電により電源が消えて、そのあと電力が復旧した時に電化製品が再び動き出し、それにより可燃物に引火して火災になる!と言う事故なのだそうです!
地震当時は人もたってはいられないほどの揺れですから、あわてて避難・・・!です、ところがその避難の時に使っていたストーブや電子レンジ、冷蔵庫など普段電気で動いていたものは一時的に電気が止まり、ストーブが倒れていてもすでに火は消えている? ですが、これ電気は一時的に通電がストップしているだけなのです! 電化製品の電源はONになったままですよー!
そしてそのあとしばらくして落ち着いたときに電気が再び・・・! これにより、倒れたままの暖房器具や、重いものが倒れこみつぶれてしまったコード、あるいは傷ついたコードなどから発火して引火し火災に・・・!となるのだそうです!
ですから「通電火災」は地震が起きてからやや時間が経ってから発生するものなのだそうです、ですから住民が無事に非難ができても、いつの間にか家が・・・!と言う事もあるのだそうです! 阪神淡路大震災の時には、一番長いもので地震発生からなんと8日も過ぎてから火災が起きた!と言うデータも残っているそうです!
最近の石油ストーブやガスは地震などの強い揺れにより、自動で元が切れるようになっておりますが、電気もそのようになれば・・・?ですよね! 通常ついているのが、必要以上に電流が流れると切れたり、どこかで漏電があると切れるようになっている「漏電ブレーカー」ですよね!
ではなく、ガスなどと同じように、強い揺れにより電気の元!「ブレーカー」を落とすような「感電ブレーカー」という物があるのです! これにより地震で一時的に止まっていた電気が再び通電しても、電気が家の中に通じない様に「ブレーカー」を落としてくれるものなのです! これがあれば電気により万が一の二次災害を防げるのです!
この「感電ブレーカー」を横浜市でも地震発生による住宅密集地での火災を防ぐために、中区などの延焼の危険性の高い一部地域に無償で設置をしてくれるという記事が出ておりました! ご存知でしたか? ひょっとするとお住いの地域はそれに該当するかもしれませんよ?
設置される「感電ブレーカー」は震度5強以上を感知すると自動的にブレーカーを落とす装置だそうで、それも地震の揺れの直後にではなく、3分後に作動する物なので、夜間の地震でも懐中電灯などの用意もできる時間があるので安心!という物だそうです!
無償で提供・設置の地域はごく限られた780世帯のみ、らしいですが、横浜市では2013年からこの「感電ブレーカー」の購入・設置の費用補助を行っているそうで、すでに1万2千件のお家がこの補助を利用したそうですよ!
これをご覧になり「我が家も・・・!」というみなさまは、無償設備や補助の問い合わせは「危機管理課」と言う部署らしいですから、ぜひ電話をしてお話をしてみてはいかがでしょうか?
私も地震の時の通電による火災、気が付いたときにと我が家にはついているかと思い「分電盤」を確認しましたが、ついていたのは普通の「漏電ブレーカー」で「感電ブレーカー」ではありませんでした! こう言うことは気が付いた時にするのが吉日!と言いますから、早速電話を・・・!と思ったら、なんの事はない、明日は土曜日、そして日曜、勤労感謝の日となんと3連休では・・・!
と言って、このままにならない様に、必ず火曜日の12日には電話をします! みなさまも「転ばぬ先の杖!」とも言いますから、ぜひ電話して少しでも補助が利用できるようであれば?利用して安全を先に確保しておくのも良いのではないですか?
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