最近たまにテレビのCMでみかけるものに? 友達数人と遊んでいる子供たちが、そしてその家のお母さんと数人のお母さんが映り、おやつなのか?子供たちに焼き立てのパンを出す場面が! そして召し上がれ!と言って、子供たちはそのパンを頬張るのですが、その中の女の子1人がそのパンのそばにはいかずに、遠くから友達の食べるのを見ている!
すると、お母さんの一人が「○○ちゃんもどうぞ!」と声をかけると、その1人だけ食べずに寂しそうにしていた女の子は微笑んで、先に食べている友達と一緒にパンを手に取る!と言うものなのですが、みなさまの中にも目にしたことある方が・・・?
私のこの説明では「いじめの為に・・・?」と思えなくもないですよね? 「いじめをやめよう!みな仲良く?」 と言うCMではなく、これは食物アレルギーの事を言っていて、この女の子は多分「小麦アレルギー」で普通のパンは食べることができないのでしょう? きっとお母さんからも「絶対に家以外のパンは食べてはダメ!」と言われていたのでしょう!
それがこのCMでは、そんな楽しい時間で遊ぶときは一緒でも、みんなで食べる時は「パン」は自分だけ食べれない! でも今日は大丈夫よ!と、いっしょに食べてもいいのよ!と、声をかけて貰い、うれしくて「いいの!」に、ニコッと笑う姿が・・・!印象的なちょっとホッコリとさせるものです!
ほとんどのパンは小麦を使用しているので、当然「小麦アレルギー」を持っている方は、お子様でも大人でもそれを食べることはできませんが、この時のCMのパンは「米粉」を使用しているので大丈夫よ!ということに・・・!
確かに今回の小麦だけでなく、鶏卵や牛乳、ほかにもイクラなどの「魚卵」、ピーナッツ、果物、お蕎麦、海老やカニなどの甲殻類などの、食物アレルギーの方など以外と沢山いらっしゃるのですよ!
もちろん食物アレルギーなので赤ちゃんから大人まで、年齢問わずに発症するのですが、最も人数が多いのは0歳から1歳の方と言います! そして年齢が上がるにしたがってその数は減ってくると・・・!
その最も多いといわれる0歳児では「小麦、鶏卵、牛乳」のこの3種が、アレルギーの原因の9割占めているのです! ただ0歳から1歳が最も多いとされており、成長するに従い減っては来るといいますが、6年前の2013年の文部科学省の調査では?全国の公立小中学校を対象にした調べでは、2004年の調査から9年過ぎて食物アレルギーのお子様の病有率は1.9ポイント増えて4.5%になっているといいます!
最も多くみられる原因となる食物を食べて、主に2時間以内の「即時型食物アレルギー」、そのほとんどは食べた直後から30分以内に現れるといわれます!
その中でも皮膚症状の「かゆみや蕁麻疹、赤くなるなど」は9割近い人に現れ、ほかには喉が締め付けられるような物や、声枯れや咳、喘息のようなゼイゼイやヒューヒューなどの喘鳴、息苦しさ等の呼吸器の症状、目のかゆみ、鼻水、吐き気、腹痛などと、人によりさまざまの症状が! そんな中でも最も怖いのが「アナフィラキシー」と言うもので、脈が速くなったり、ぐったりしたり、意識朦朧などで、血圧も低下して重い時には命にも危険が・・・ということにもなるものです!
今ではそんな「鶏卵や牛乳、お蕎麦、小麦など」食物アレルギーにより、万が一「アナフィラキシー」を起こすと・・・?という時の為にと、医師の診察により事前に、そのアナフィラキシー症状を抑える薬を常時携帯している!という方も中にはいらっしゃると思います!
それほどまでに、お持ちの方には怖い「食物アレルギー」なのです、そこで今では先ほどのCMではないですが、最近はそんなアレルギーをお持ちの方でも安心して大人数で楽しんでもらおうと、パンやビザなどが開発されているです!
つい最近も日本ハム、永谷園など食品メーカー4社が共同で、食物アレルギーの方でも安心して食べられるお料理レシピを開発したそうです、それには業界では初めて「鶏卵や牛乳、小麦など特定原材料7品目を使わない、4社の各商品を組み合わせて6品目のレシピを作成したそうで、それぞれのホームページで公開されているそうです!
先ほどのメーカー2社以外の2社は「オタフクソース、ハウス食品」で、合わせての4社です!
「小麦不使用の米粉のカレーパンや、乳を使わないカレー等」だそうで、ほかにもパンケーキなども・・・だそうです!
今まで我慢して、あれダメ、これも・・・?といったお子様で・・・、ひょっとしてテレビのように「いいの?」と言って喜んでくれるかもしれませんよ? 関心があればちょっと覗いてみてはいかがでしょう!
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