松の内!

さー、明日からは本格的に新しい年の仕事始めに・・・! そしてそれに合わせたように、お正月もここまでの7日「松の内」になります!
暮れの31日今年の歳神様がいらっして引継ぎをなさり、今年2019年の幸せを持って門松を目印に各家庭に運んで見え、鏡餅に宿っていらっしゃった!  そしてそれも今日まで・・・!
ですから、明日までお正月飾りは飾っておき、明後日にはかたずけるのです!が、それがまだ?という地方やお家も・・・?  みなさまのお住いの周りにもいらっしゃるのでは?  一概にそれ間違いではないので・・・!
というのも、もともとは日本全国「松の内」は1月15日と決まっていたのです! そしてそのころには鏡開きは1月20日と、今では7日までが「松の内」で鏡開きは11日になっておりますが・・・?
もともとの「松の内」の15日が何故に一週間以上も今では早くなっているかと言うと!  これには江戸時代の徳川家が原因に・・・!
江戸時代1651年に、時の将軍徳川家光公がお亡くなりになり、その日が4月20日だったそうです! そしてそれまでの「松の内」が15日、鏡開きが20日!となるとこの「20日」はお亡くなりなった家光公の月命日にあたるようになります!
そのために特に、徳川幕府のお膝元の関東では「月命日に鏡開き」は良くない!という事で、今までの1月20日の「鏡開き」を1月11日に行うようにしましたが、しかし11日は松の内にあたるので?ではその「松の内」も変えようと、1662年に江戸幕府が「お正月飾りは1月7日までにする!」と言うおふれを出したそうです!
そのために関東では明日の7日までが「松の内」に、ただ江戸からは距離のあった関西まで情報が正確に伝わらなかったので、今まで通りに「15日」まで行われているそうです! 
要は徳川さんのせいで関東では「歳神様」が8日も早く外されてしまう事になってしまった!ということですね!   その頃は神様よりも徳川家の方が偉かった!という事に?
ですから、明後日8日には関東ではほとんどのお家の松飾などは外されているのでしょうが、その中で未だに・・・?というお家は、きっと関西魂か?そのお家の歳神様は関西の神様なのでしょう?
みなさまのお家では如何ですか・・・?
そしてその「松の内」が終わり外された門松などの松飾ですが、私の住んでいる近くでもお見掛けしますが!「ごみの日」に新聞紙や、中にはそのまま纏めて出されているのを・・・!
でもこれも本当は「どんど焼き」と言う行事が1月15日の小正月の日に行われ、その時の歳神様をお迎えするための「門松やしめ縄」などを神社などで燃やすのです!  そしてこの時の立ち上がる煙に乗って歳神様が天に戻っていくと子供のころに聞いたことがあります!
ですから、私の子供のころは7日を過ぎると、町内を回ってしめ縄や門松などを集めていました!  私は今でも外した門松などは近くに在ります神社にもっていっておりますよ!
今ではそのころのように子供たちが集める!なんてことはなくなっているのでしょうが、きっとお住いのお近くの神社では今でも15日にはこの「どんど焼き」が行われていると思いますから、お探しになってみてはいかがですか? また時間があれば参加なさるのも良いのでは?  きっと今年はさらに良い年になるかも・・・?
でも、松の内が明日7日までで、15日の煙に乗ってお帰りになる関東の「歳神様」、その日までのこの1週間は何処にいらっしゃるのでしょうか?
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