訓練から!

西日本豪雨の教訓を受けて、検討していた政府の中央防災会議が今月の初めに出した「洪水、土砂災害時の避難行動のあり方について!」と言う報告書のニュースご覧になりましたか?
今回は洪水、土砂災害と言う事での検討会でしたが、これから30年以内には70%~80%と言う高い確率で起きるとされている「南海トラフ地震」、もしも起これば最大で32万人の死者が想定されているのです!
豪雨や土砂災害、そして地震と、ある程度はその予想と言うのは今では可能なのでしょうが「南海トラフ地震」については不可能と言う事が言われておりますし、その地震も想定震源域の半分でM8級の大きな地震が起きる「半割れ」と言われるものや、一部でM7級の地震が起きる「一部割れ」、さらにプレート境界が揺れを伴わず動くという「ゆっり滑り」と言う異常現象も想定されると!
これらの起き方で津波などもどのように?そしてどの場所に起きるかもなかなか想定が難しいと!
結局は土砂災害や洪水、地震と言われる自然災害においては、その非難にしても全て「住民判断」で「自らの命は自らが守る!」と言う事なのです!
もちろん気象庁や政府は、分かれば早めの警戒情報は出すそうですが、それによりの住民の行動は己が決めないといけないと言う事です!
今回の報告書でも「洪水、土砂災害の警戒レベル分け」と言う物が示されていて、警報級の現象が5日先まで予想されると、気象庁が出す「警戒レベル1」と言う物から、最も高い災害の発生情報を警戒レベル5までが出ておりますが、それに合わせてとる住民の行動は、一番低い「災害への心構え」と言う物から徐々に「非難に備え、避難行動を確認」「高齢者などは立ち退き避難」次は「全員が速やかに立ち退き、避難や屋内避難など、直ちに命を守る行動」そして最も高いのが「いのちを守るために最善の行動」なのです!
まさに最後の最高レベルでは「自分の命は自分で!そのために自分で最善の行動を・・・!」そして「健闘を祈る!」の様では・・・?  
まっ、そうはいっても、最後は自分の考えにはなるのは確かですが!  そのために「備えを!」と言う事になるのですよね!  みなさまはもちろん準備はほぼ出来ておりますか?  私はいまだで・・・?防災の日などで、なんとなく準備を・・・!とはなるのですが、いつしかその気もだんだんと薄くなり・・・で、ほとんど進んでいないような・・・です!
あの災害時などに問題になる「正常性のバイアス」と同じような物なのでしょうか?
「自分の命は自分で!」と言う災害時の避難ですが、この時に問題になるのが「正常性のバイアス」です!
何かが起きるたびに、ビックリしたりして反応していると精神的に疲れてしまうために、人はそのストレスを回避するように、自然と脳が働き、その予期しない事態も、正常の範囲内の事と認識する心の働きの事です!
本当はすぐにでもその場から逃げないといけないのに、脳の防御反応により「大丈夫!大丈夫!」自分には何も起こらないし、自分が大変な目には合わない!と決め、行動が遅れてしまう!
東日本大震災の時にも起きていたようで、あの大きな津波がまさか・・・? と言うのも、大型の防潮堤が設置されていたりで水の防災施設もしっかりしている、またあの10メートルを超えるような津波の経験がなかった!などの影響で、大丈夫!と思われていた方も多かったと!
また御嶽山の噴火の時にも見られたように、目の前に噴煙が上がっていても「大丈夫!だろう?」と言う事で、あのそばにいれば怖いようなモクモクと上がる噴煙の撮影をされていた方!でしたよね、あの撮影している時間、本当はすぐにでも逃げる・・・!これが災害の時には大事な事なのだそうです!
でも、いざとなると「自分は大丈夫!」「自分には・・・!」となってしまうほどに、この正常性のバイアスと言う物は我々行動を制限してしまうのだそうです!
いざ!と言う時には「呆然もなく」まずは、まずは動く、逃げる!事が一番に・・・! ではこの正常性のバイアスに勝つためには・・・?
緊急事態の時に「呆然」とするのでなく、動物のように危険が迫って来た!と思った時に瞬時に逃げる行動をとるには?  それは「訓練!」なのだそうです!
訓練を重ねることで、いざと言う時に自然にいつもと同じ行動をとることが出来、訓練と同じ行動をとることで身が守れる!と言う事なのです!  訓練をすることで、緊急事態の時に「正常性のバイアス」に脳が支配されないように、何をしたらよいかの判断力を養っておきましょう!
30年以内に80%の確率ですから!  まず、この事を! 本当に危険なのか?と言う判断から!
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