他人事ではない!

やばいよ!やばいよ!ですよ?  今年の夏ころから言われていた「風疹が流行の兆し?」と言うやつですが、その流行がいまだに止まらず!兆しではなくなっております・・・
9月頃には去年の4倍に患者さんが増えて、その後5倍に・・・さらには10月にはついに8倍と言っている矢先に、10倍になり、10月も終わりになると16倍に跳ね上がり、先月の20日頃には患者さんの数が2千人を超える勢いで増え、冗談でなく!このままだと、2020年の「東京オリンピックパラリンピック」にも影響が・・・?とまで言われております!
その患者さんの数が多いのが?関東地方で、その中でも東京や千葉、そして埼玉さらに神奈川に・・・!
その我が神奈川県!今月の10日に風疹の流行を受けて、5年ぶりとなる「非常事態宣言」を出しました!  5年前の2013年には県内の患者さんの数が1691人になり、その時に今回と同じように宣言を・・・! それ以降、昨年の2017年までは二桁の患者さんの数だったのです、特に2015年から昨年までは10人程度だったのですが・・・?
それがなんと今年も終わるというのに2018年はこの12月2日現在で343人に達しているそうです!
その原因は?  以前にも書いておりますが、風疹の予防接種を受ける機会が少なかった30代から50代の、特に男性を中心に感染が広がっているのです!
「三日はしか」と呼ばれているのに、三日では終わらずに!いまだにそしてこれからも・・・?
もちろん子供も大人も感染はするのですが、子供は感染しても症状は比較的軽いと言われておりますが、大人の場合は「発熱や発疹!」が現れますが、症状が現れるまでの時間が意外と長く、最初は風邪?とも・・・
それにより感染が広がりやすく、また重症化にも繫がりやすいと言われます!  発熱などは風疹の患者様の半分ほどには見られますが、意外と症状が無いような感染も全体の15%から30%は存在すると言われております!
また稀ですが、重症化して急性の脳炎や、血小板減少性紫斑病などを合併して入院と言う事にもつながることが・・・?   
それよりも心配なのが妊婦さんで、最も風疹の影響を受けやすいと言われる妊娠20週頃までの妊婦さんに感染をしてしまうと?生まれて来る新生児に影響が出て「先天性風疹症候群」を発症してしまう事もあるのです!
万が一にもそのような事にならないよう防ぐには・・・?  男性、女性ともに風疹の「ワクチン」を受けて、その流行を抑制するのが一番大切なのです!  もちろん妊娠中はこの予防接種は受けることが出来ませんので、妊娠の2ヵ月以上前には受けて置くのが良いのです!
前回流行の2013年の時には、風疹に罹った方の9割の方が成人だったと言います、そして男性が女性の約3.5倍もの人数だったそうです、その時の年代が男性は20代から40代の方が多く、女性は20代の方の発症が多かったと言いますので、まずはこの流行を止めるためにも、該当する年代の方で、特に男性はまず予防接種を受けましょうよ!
もちろん女性でも・・・ですが!
神奈川県では現在「次の妊娠を希望する女性」「妊娠を希望する女性のパートナー」「風疹の抗体価が低い妊婦のパートナー」の方を対象に、無料で「抗体検査」を行ってくれるそうです、また各市町村では予防接種の費用の一部を助成していると言いますので、関心のあるみなさまや該当するみなさまは、県の「風疹撲滅作戦  特設ページ」に詳しく出ているそうですからご覧になってください!
「善は急げ!」ですよ!
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