まずはチェックを!

昨日に続く今日は午前中はアキッパレでした! 昼間ころに駐車場に行くのに公園のそばを通ると、保育園の子供たちが沢山遊んでおり! 木陰に入ると急に冷たくなるような感じですが、さすが「子供は風の子!」落ち葉を集めては散らかしておりました!
幼稚園生くらいの小さなお子さん、特に男の子が言う言葉に「おしり!」とか耳にしますが、本人にすると相手を最大に「なじる」ような、いじめているような感じの言葉になるのでしょう?  喧嘩をしても、ふざけていても口をついて出てくる言葉ですよね!
それと同じように私たちが高校生くらいの時に関心を持つというか、何かすっごくいやらしいような感じの思いで話していた言葉に「梅毒」と言うのがありました! きっと私と同じか、近い年代の方はきっと耳にした言葉だと・・・?  そして、これ病気の名前で、それも「性病」なのですよ! そしてその原因が・・・?  この名前もその時に妙に関心を持った「梅毒スピロヘータ」と覚えたのですが、今はその形がらせん状のスピロヘータの1種である「梅毒トレポネーマ」と言うのです!
日本には1512年に初めて登場したと記録上はあるそうです!  江戸時代には花柳界において多くの方が罹患して、あのトラ退治で有名な「加藤清正」もこの病気で死亡したのでは?と言われておりますし、さすがにそのころでは見えない敵には敵わなかったようです! そのためか徳川家康は特に遊女と接することは自らいさめていたとも・・・?  またこの時代、江戸の一般市民でも、この感染率はなんと50%近くの方がなっていたであろうという言う説もある!それほど流行していたようです!
しかし今ではペニシリンと言う特効薬や、他にもこの病気に効果のある抗菌剤も出来て、早期に治療が行われれば完治する病気になっているのです!   1999年には全世界でおよそ1200万人が新しく感染したと考えられており、その9割以上は発展途上国であったそうです、が1940年になりペニシリンの普及により、その発症が劇的に減少したそうです!
ところが2000年に入りそれ以降、世界的に感染率がふえているといい、日本でも2011年よりこの病気が増加傾向で2017年去年には5770人の方が、そしてその多くは大都市周辺の患者様が増えているそうですが、徐々に地方にも広がり現在は日本全体でみられるようになっていると!  そのせいか今年2018年は、すでに昨年を超え5811人の方が・・・で、この集計を始めた1999年以降で最多の患者数になるのが確定しているそうです!
患者さんとしての年代は男性、女性ともに20代の方が多く、男性は50歳くらいまでが、そして女性はその6割が20代と言われております!
感染の経路はインフルエンザや風疹などのような飛沫感染ではなく、一番最初に言いましたように「性感染症」ですから、ほとんどが「性行為」によってなのです!  そのために患者様も、性活動の動向が反映しているように、若い方が多くそれの結果、比較的若い世代からの数字になっていると思われます!
感染するとおよそ3週間から13週間の潜伏期間の後に症状が・・・、最初にはまず原因になる「トリポネーマ・パリダム」が侵入した場所にしこりが出来るそうです、その後その場所を中心に少しずつ潰瘍が生じるそうです、ただこの潰瘍などは痛みなどの症状がないのが特徴だと!  また鼠径部リンパ節の腫れも生じることがあるのですが、これについても痛みなどが無く、その症状も長くても12週間ほどで自然に消えてしまうので、気づかない事が多いいと!
その後、手のひらや足の裏、身体を中心に赤い、見た目バラの花に似たような発疹が現れるようになる、この時期までに発見することが出来れば、積極的な治療が可能なのだそうです! およそここまでの期間は感染後3カ月から3年と言われます!
この期間を過ぎてしまうとさらに症状が進み、皮膚や筋肉、骨などにも症状が出始め、身体の奥まで入り込んでしまうと、中枢神経や大動脈にも影響が及ぶようになり、脳梗塞や神経症状、心不全などを起こすこともあると・・・!
また女性の方がこの病気に罹り、きちんと治療をせずに不十分な状態で万が一妊娠をすると、胎児にも影響が出る「先天性梅毒」に、これにより髄膜炎や水頭症などや、成長してからの難聴や視力障害などの症状が出る事にも・・・なのです!
予防としては徳川家康ではないですが、不特定多数の方と・・・!と言う、プレイボーイのような?事は避けた方が良いと・・・!
そして若い方はなかなか年に一度の健康診断と言うのをなさらない方が多いいと思いますが、せめて若いのですから「献血」と言うのも一つの方法では?確か献血の受付の時に希望をすると「梅毒検査など」はしていただけると思いましたが・・・?   献血により社会の為にもなりますし、万が一には自分の為にも・・・?
自分は・・・と思っていてもで・・・、ともかく国内で増えているのは事実なので! 見えないからと加藤清正公のようにならないように、現在では完治が見込めるのですから! ここでも大丈夫!なんていい加減なことを思わずに、一人一人がキチンと・・・ですよね!
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