二輪ですから!

唐突ですが「母さん、僕のあの帽子はどうしたでしょうね?」と言う、あの西條八十の詩がありましたが、そう言えば子供のころから、それこそ中学生になっても、そのころ住んでおりました群馬県高崎市にいたころにはどこに行くのも自転車でした、結構距離のあった隣の前橋でも遊びの出かけたりしていました!  あれは田舎にいたからだったのでしょうか?
横浜に来てからはあまり乗っていた思いはありません!  それこそ乗っていたころは両手を離して乗ったりと、曲芸まがいの乗り方もしていましたよね!  それがすっかり乗らなくなり、車に・・・ですが、今でも乗れるのでしょうか・・・?みなさまは現在普段でも自転車を利用なさっていらっしゃいますか?
今でも駅の周りには自転車が結構な数止まっておりますし、一時期ほどでもないですが路上に無断で止めてあるものも目にしますし、またそれを撤去したという張り紙も目にします!  そんな通勤や通学に便利な自転車ですが、最近目にするのは女性の!と言うよりは小さなお子様を連れた方の自転車です!
以前はバッテリーも重く自転車も重い電動自転車でしたが、今では性能も良くなりバッテリーのもちも良いと言いますよね!  私は乗ったことはないのですが、ビックリするのはその性能が良くなったことで、結構な坂をスイスイと昇っていくのです! それも前と後ろにお子さんを乗せて・・・!  すごいですよね!
今や繁華街などの駐車場も少ない場所などでは、あまり止める所や道の細い場所でも心配のない、この電動自転車が大活躍していると言いますし、また横浜市の市庁舎のところに止めてあるレンタル用の自転車も電動ですよね!  そんな便利な電動自転車、住宅地でも大活躍!と言っても大活躍は自転車に乗る若いお母さん方がですかね、買い物から小さなお子様の幼稚園の送り迎え、さらに時間が空いた時のママ友とのお茶会も・・・!
幼稚園の前やファミレスの駐輪場には前後にお子様用の座席を付けた電動自転車がずらり!と言うのはよく目にします!  そんな小さなお子様のいらっしゃるお母さま方にとっては、まさに孫悟空のキントン雲のような便利な乗り物ですが、乗り方によってはその便利さが仇になるような・・・?事件が夏に横浜市で起きておりましたよね!
当時1歳のお子様を抱っこ紐で前に抱え、後ろの座席に長男のお子様を乗せて電動自転車で・・・!  この時のこのお母さんは、左手首に傘を下げていたそうです、その傘がフレームと前輪の間に挟まり、電動自転車が転んでしまい、後ろに乗っていた長男のお子様はヘルメットもかぶっており、傷もなく無事だたそうですが、お母さんが抱えていた次男の方は頭を強く打ってしまい、亡くなってしまった!と言う事故が、この事故でそのお母さんは過失致死の疑いで、9月に書類送検されたと新聞には出ておりました!
この事故のようなお子様を2人乗せての自転車ですが、以前は自転車は2人以上で乗ることは道路交通法上原則禁止されていたのですが、今回のように子育て中のお母様方からの「保育園や幼稚園の送り迎えが出来ずに大変!」と言う声などにより「十分に強度を有する!」などの条件で「幼児の2人を乗せての3人乗りができるように自転車の要件をまとめたのです!  これが2009年の3月と言いますから、まだごく最近の事なのですよね!  でも、そこから急成長ですよ・・・
もちろん細かな事では都道府県により多少は違いはあるそうですが、今回の事故の起きた「神奈川県公安委員会」では前後の幼児用座席に1人ずつ乗せて3人乗りは可能になったのは、同じ年の7月からだったそうです、その際に幼児用座席以外でも紐で確実に「おんぶ」すれば良いと!  しかし「抱っこ」は駄目なのです!
そうこの「おんぶは良いが抱っこはダメ!」と言う決まりは、ほかの都道府県でも同じようで認められていないそうです!  当然「おんぶ」よりも「抱っこ」の方がお子様が前にいることで「両腕の間に乳児がはさまり、ハンドル操作が難しくなり、運転が安定しない!」と言う事があるそうです!
しかしその「おんぶ」でも危険は「抱っこ」と同じようにあり、自転車が転んだ時には幼児が頭部に受ける衝撃を「おんぶ、抱っこ」と比較してみると抱っこよりもおんぶの方の衝撃が1.2倍大きいと言う事が分かったそうです!  いずれにしても、両方ともに危険と言う事なのでしょう!
ですから前後の幼児用座席に乗せて3人で、と言う時にはバランスを崩しやすいのですから「自転車協会」が提唱するように、乗せるお子様にはヘルメットとシートベルトを着用させるのが安全で!  ただ1歳未満の乳児にはヘルメットが首に負担をかけるので、被らないのが良いのです!
と言う事は、もしもお二人のお子様がいらっしゃって、そのうちのお1人が1歳未満であれば、1歳を過ぎるまでは大変でしょうが、自転車ではなく他の移動手段を考えましょう!  ほんの一時ですよ!  
今ままでフウフウ言っていた坂でもラクラク!バッテリーが続く限りは何処までも!の「電動自転車」便利なものですが、自転車と言えどもその乗り方は考えて・・・?
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