厚生労働省の人口動態統計によると日本人の死因の第1位は「ガン」そして「心臓病」「肺炎」となるのですが、ガンや心臓病などは食生活を含む生活習慣が影響する事も多く、第3位に上がってきた肺炎は食べ物などが気管に入ってしまい、細菌が肺で繁殖して炎症を起こす「誤嚥性肺炎」が増加しているためとも言われております!
以前は死因のトップには「結核」が顔を出しておりましたが、今では予防接種や私たちの栄養状態などの改善により、万が一感染しても、それにより死に至る!と言う事が少なくなり姿を消してきました! その反対に、これからの高齢化社会が・・・で、誤嚥性肺炎のような病気が増えてきたり、また「ガン」にしても日本人の2人に1人はかかる!とも言われおります、心臓病も同じように高齢化が原因にと言うのは避けられないのでしょうが、それでも年が進むのを漫然と・・・言うのも、ですよね?
もちろん時代も進み、ガンでも決して不治の病ではなくなりつつありますし、心臓においても同じように早期に原因が分かれば治療も・・・と言う時代になっております! だからとすべて人任せにと言うのも? 自分でできる、せめてもの予防で、運動や食生活の改善と、なさっている方は沢山いらっしゃると思います!
そんな食生活の改善と言うと、一番に言われるのが・・・? 「塩分」です!
塩分を摂りすぎると、水分をとる量が増え、そして血液量も増えるので血圧が上がる! そして心臓に負担がかかる! さらに血圧が上がると心筋梗塞や狭心症を引き起こしやすくなる、また他にも心不全や弁膜症と言った心臓の病気も悪化させるのです! また心臓に負担をかけるホルモンも活性化するようになる!とも言われております
そんな源が「塩分」なのです! いったい現代人はどれほどの塩分を・・・?と言いますと、2012年の調べでは、日本の成人1日当たりの食塩平均摂取量は男性で「11.3グラム」で女性では「9.6グラム」と発表されました!
しかし、いったいこの量が多いいのか少ないのか?と言ういますと、世界保健機関のWHOによりますと、世界中の人の食塩摂取量の目標は?と言いますと、なんと現代の私たちの半分「5グラム」と言われ、アメリカでの心血管疾患の予防のためのガイドラインでは、塩分の最大摂取量を1日に3.8グラムから6グラムとしているそうです!
では、肝心の日本では?と言いますと、もともとは塩分の摂取量が多いいと言われる日本です、厚生労働省が2014年に発表した「日本人の食事摂取基準」によると、18歳以上の男性では1日当たり8グラム未満で、女性では7グラム未満と目標量が決められているのですよ!
しかし心臓にも負担がかかると言われる高血圧ですが、その高血圧の予防のためには・・・?と日本高血圧学会減塩委員会が進めているのは1日に6グラム未満となっているのです! 毎日の食事を通して塩分量を減らすようにするのが大切だと!
また摂取した塩分を排出するのが「カリウム」で、そのカリウムを沢山含む野菜類を沢山食べるのが良いと言われております! また塩分を少なくすると味が薄くなり食べたような気にならない!と言う事を聞きますが、カレー粉やニンニク、ショウガなどの香りの高い食材や、酸味を使う事で塩分の使用が少なくなり、美味しく、そして食べやすいものが出来ると言います!
心臓の病気の予防や啓発に取り組む「日本心臓財団」と言う所が、塩分を抑えて野菜を沢山使った、心臓にやさしい「ハートレシピ」と言う物もこの財団のサイトで紹介もされているようです、いかかですか身体の中で無駄のところはない!と言われておりますが、それも心臓が動いているからです!
如何ですか、身体の健康の事を考えて、今のうちから気を付けて薄味に・・・と言うのも決して無駄ではないような・・・?
因みにですが、インスタントラーメンにはどれほどと・・・?メーカーなどにより、多少は違うようですが1個で「6グラム」! ミートソース1食で3グラム、カマボコ2切れで0.6グラム、塩じゃけの甘口で1切れ2.1グラム辛口となると5.1グラムと言います!
お醤油で濃口、薄口ありますが小さじ1でほぼ1グラム、お味噌で2.3グラム、マヨネーズ小さじ1で0.1グラム、中濃ソースで小さじ1で0.3グラム、ケチャップで0.2グラム・・・といろんなものに含まれる塩分ですまずはできる所から・・・!
処方箋調剤、在宅と地域の健康作りの助けとなる薬剤師、チーム医療に参加する薬剤師の教育に力を入れる「サン薬局」です!
地域の「かかりつけ薬局」「かかりつけ薬剤師」の「サン薬局」です!