まずはお風呂に! 注意!

サーサーやってきましたよー!と、言っても楽しみな事ではなく反対に来ては困る時期が・・・!  と毎日がお天気も不順で、なおかつ気温も低くなってきたこの時期、これから本格的な寒さも・・・です!
すると気を付けないいけないのが?  血圧です!  気温や気圧などの自然現象からも、そしてふとしたストレスなどからも日々変わる血圧です・・・!
そしてこの血圧が・・・特に心配になると言うと?  夏の暑い時には、面倒?な事もあり、シャワーで済ませる!と言うみなさまも多いかと思いますが、寒くなってくると恋しくなるのが「お風呂」ですよね! 外が寒い時などは特にで、仕事も終わり帰宅したら、まずはお風呂に入り「ホッ!」と言うみなさまも多くなるのでは?
私はもちろん寒い冬はまず帰ったら・・・ですが、夏でもシャワーだけと言うのは、飲み過ぎた時くらいで、あとは湯船に入らないと、どーも「ホッ!」と言う気持ちにならないので・・・!
そんなこれからの「お風呂」と言うと、心配なのがお風呂場と脱衣所の温度差が引き起こす「ヒートショック」と言われるものです!  「ヒートショック」と言うのは「急な温度変化による血圧や脈拍の変動」で、他にも心筋梗塞や脳梗塞、飲酒などが原因のお風呂での事故が多くなる時期に!
またこのヒートショックですが、お風呂だけでなく居間などからトイレに・・・!と言うような気温差により引き起こされるものなのです!
消費者庁の資料によりますと、平成26年の家庭にお風呂場、浴槽での事故者は?といますと約5000人ほどで、そのうちの65歳以上の方はなんと90%を占めているそうです!  またこれから寒さはより強くなりますが、外気温が低くなる1月は、入浴中の心肺停止となる人が、最も少なくなるのが8月ですが、この8月に比べておよそ11倍にも増えるそうです!
入浴中にヒートショックなどにより意識障害が起き、浴槽の中に沈んでしまいそのままに・・・!と言う事故が・・・
もちろん先ほどのように原因は家の中の温度差によりですから、暖房のついている暖かな部屋から、つけていない浴室やトイレの寒い所にの移動! これにより身体は温度の急激な変化から体温を調節するために、身体の筋肉を震わせたりして熱を作るのです、あの冷たい廊下などに出た時に来る、あの「ブルブル!」あれ、身体が瞬時に反応して身体に熱を作っているのです!
そして身体の中では?血液の量を減らして、身体から熱を逃がさないように、血管を細くするのです!
当然血管が縮むので血液は流れにくくなり、血圧は急上昇します!  そしてその後は今度は浴槽に入ると?お湯により身体は温まりますから、今度は反対に血管は拡張して急上昇した血圧は今度は急下降! この急降下により「めまいやふらつきも」ですが、もっとひどい時には意識がなくなることも?  これにより深さはたったの60cmほどでも溺れて・・・?と言う事も起きてしまうのです!
それだけでなく、年齢が高くなると、この急上昇そして急降下に血管が耐えられずに、特に高血圧や糖尿病、コレステロール値が高く動脈硬化などがあることで、血圧上昇により心筋梗塞や脳梗塞、脳出血や不整脈などが起きやすくなるのです!
これからの寒い時期は特に極端に温度差のある「トイレや洗面所、浴室」など、またトイレでの用を足す時にも、血圧は急上昇や急下降を起こします!  わかっていても、自分は大丈夫!と、思うような「楽観バイアス」が起きやすいのが、特に心配な65歳以上とも言います、元気な時は大丈夫!でも、血圧は敏感に日々変化します、大丈夫でも注意をしましょう!
特にこの時期の「お風呂の入り方の注意としては!」
「入浴前に脱衣場や浴室を温めておく」「お湯の温度は41度以下で、お湯につかる時間は10分ほどに」「浴室から急に立ち上がらない」「脱水状態になりやすい、アルコールを飲んだ後は控える」「お風呂に入る時には、家の方に声をかけておく」と言う事が、お風呂での事故を無くす注意事項だと言います!
また持病や既往歴に「狭心症、心筋梗塞、脳出血、脳梗塞、不整脈、高血圧、糖尿病」などの方は特に注意を!
それと特に75歳以上の方は、お薬を飲んだ直後もやめた方が良いと思います!   まだこの時期では1日の温度差は10度ほどですが、これが15度を超える時には、特に注意が・・・と言いますので、これからの時期には、毎日の気温差も気にしているのが良いと思います!
気持ちの良いお風呂タイムです、決してウトウトのない様にして楽しみましょう!
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