確かこれ、いつぞや書いたと思うのですが? その「これ」ですが「液体ミルク」の事です! 欧米ではすでに1970年代から広く使われているもので、現在の国内では「これ」は許可されていないので見ることはなく、粉ミルクになるのですが、欧米ではこの液体ミルクが人気なのだそうです!
もちろん母乳に代わるものとしてですから、現在国内で製造販売されている、このミルクと栄養成分はほとんと変わりなく、保存料は入っていないものなのです!
粉ミルクを調整する時のように溶かすためのお湯や、哺乳瓶が必要ないので、哺乳瓶を使った後にお湯などでの消毒が必要でない!ということから、阪神淡路大震災が起きたころから注目をされていたものです! 国内でも一部の人には人気があり、すでに使っている方もいらっしゃると聞きますし、また外国からの方は普通に利用しているそうです!
ただ日本国内での販売は許可されてませんでした! それが今年2018年の8月に国内での製造、販売が解禁され、早ければ2年以内には国内で国産の液体ミルクが販売されるようになるそうです!
最近の熊本地震や北海道での大きな地震や、豪雨、台風と大きな災害が・・・! 北海道地震の時には道内がすべて停電に・・・と言う事態にも!
そんな最近の災害の時には、海外からの救援物資の中にもこの液体ミルクが入っていたそうです! そして一部の人たちには使われたそうですが、なぜかまだ国内ではその普及までにならなかったようです! ただ使った方やご存知の方の声が大きくなり今回の解禁になったと言います!
先ほども言いましたようにミルクですから、現在の粉ミルクと栄養成分も変わらずで! それが既に液体で出来上がっている!と言うものですから、そのまま飲ますことが出来るのです! ですから災害の時などの、お水も不便と言う時や、停電などにも非常に重宝をするのです!
心配な保存料も使用していませんし、ミルク製造の過程では無菌状態で詰めたり、その後にも滅菌も・・・と、かえって現在の粉ミルクを調整する時の過程で作るよりも、菌が入ることはない!と言います・・・、ただそれらの安全の事で、それに掛かる設備が大変なのだそうです、そのために粉に比べて多少値段が高い!と言います!
でも、災害でも何の時でも赤ちゃんには切らすことが出来ない食事ですから、もちろん必要! そんなときには、この「液体ミルク」が出番なのです!
そんな「出番!」の先日の北海道の地震の時に、東京都が北海道道庁にフィンランドから輸入した液体ミルクを送られたそうです!
火力発電所も原子力発電所も一時的に停止して、停電にも・・・! そりゃー赤ちゃんをお持ちのお母さん方は大助かり・・・?と思いきや、なんとこれがほとんど配られていなかったと言います! 何故に・・・?
また、被災した町の役場の倉庫には積まれた救援物資の液体ミルクに「危険、飲むな!」の張り紙も貼られていたとか! その為か?当然一本も被災者の方に提供はされていなかったそうです!
この救援物資の液体ミルクが被災した町に配られた時にも「この液体ミルクは水が使えない時の急場しのぎの為で、あくまでも優先順位は母乳や普段使っている粉ミルクを・・・・!」と言う説明があったそうです!
現在これだけネットなどで簡単に情報が取れる時代に「今まで外国では人気でも、国内販売されていないから!」とかで、このように一方的に善意の物、まして赤ちゃんには絶対に必要な食事を「危険、飲むな!」これってやはり偏見と言う事になるのでしょうか?
地震や停電とオロオロしている時こそ、災害の支援の要になるお役所は、みんなと同じようにオロオロでなく、しっかりとして欲しいですよね!
行われる「防災訓練」! 動きや備品の準備もそうですが、そのそれぞれの使い方や、品物の内容、使い方も訓練しましょう!
ただ、この液体ミルクですが、保存料無し、滅菌完璧、保存面でも粉ミルクよりも優れていると言います!が、ただ一つ保存料を使っていない分、開封して口を付けたものはそこから菌が繁殖してしまうので、その一回の飲み切りが絶対で! たとえ残っても決してそれを口にしてはいけない!と言う事は絶対守らないといけない物だそうです!
もちろん、このことはこれから販売される国内産の物も同じだそうですから、お忘れないように!
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