みなさま!「茂林寺」と言うお寺をご存知ですか? そう「もりんじ」! 私の年代の方ならば、どこかで聞いたような・・・?と・・・? でしょう!
この「茂林寺」に伝わる不思議な言い伝えがあるのです!
このお寺を開山した和尚様と一緒に来た「寺男」が、その後代々の住職に仕えと言う事なのです! そしてなんと初代から七番目の住職の時に、この「茂林寺」で大きなご供養があったそうです、そしてその時に使われるお湯の用意に大きな「湯釜」が必要になる! でも流石にその時にみえる千人からのお客様に相当するようなものは・・・? さてさて?となったわけです!
すると、その初代から仕えていた「寺男」がその夜のうちに何処からか? 一つの見事な茶釜をもって来たそうです!
と、言って千人を賄えるような大きさでなく、普通だったとか・・・! と言っても、そのままご供養が始まったわけですが、不思議な事にこの茶釜、中のお湯を汲んでも、汲んでも、お水を注ぎ足さないのに、ちっともお湯が尽きることが無い! 何やら「茶釜」も? さらに不思議なのはこの「寺男」では? だいいちですよ、最初の住職から七番目ですよ、今・・・? いったい、この方年齢は・・・?と思いませんか?
まーまー、そこは古くからお寺に続くお話ですから!
ともかく、そんな使っても使っても中のお湯が尽きることが無い! と、そのことが評判になり、「福を分ける茶釜」と言う事で「紫金銅分福茶釜」となずけられたそうです! もちろんこの茶釜のお湯を使い、喉を潤すと「開運出世」「寿命が延びる」等いろんな功徳に授かると・・・?
もちろんそれでも中のお湯は足さなくても尽きないのですから、さぞや人はワンサカわんさかだったのではないでしょうか? そんな「いいねー!」の忙しい日が続いたそうです! が、です!
なんとさらにで、住職が先ほどが7代で今度は10代に・・・? さらにこの「寺男」 何歳よ・・・? それ知りたい・・・?
まー今は置いといて・・・です、そしてその10代の住職の時に・・・? さすがにこの「寺男」歳?のせいなのか・・・? つい昼寝を本気でしてしまったそうです! そしてその寝ている時に、たまたまその和尚様がその本気寝を見てしまったそうです! 普通は仕事中の昼寝ですから叱られるのですが、それを見て和尚様はビックリで腰を抜かさんばかりに・・・?
なんとですよ、その寝姿が「美しい・・・?」ではなく・・・? なんと、手足に毛がモジャヤモジャと・・・、さらにはお尻には「尻尾」が・・・?
なんじゃこりゃー? だったでしょうねー? なんとその正体は「タヌキ」だったと、一部では「ムジナ」だったとも・・・?言いますが、これがこの「茶釜」! と、すれば「お湯の尽きない茶釜」も、そして10代に仕えた「寺男」の理由も分かるかな・・・?
そしてその茶釜を「分福茶釜」と言います! この茶釜のあるお寺が群馬県の館林市の「茂林寺」なのです!
群馬県人ならば子供の頃には必ずお正月にはやっていた「上毛かるた!」、ご存知ですか? そりゃー、県人でないと・・・ですが、その中に歌われているのです「分福茶釜の茂林寺!」と・・・!
今日はこの「分福茶釜」のお話でなく、この先に・・・だったのですが、すでにナガ・・・! になっているので、佳境は「あ し た!」と言う事に!
つづく・・・!