躾け!

最近よく聞く言葉に「誤嚥性肺炎」と言うのが有りますが、みなさまも聞いた事ありますか・・・?
多くは脳梗塞の後遺症やパーキンソン病などの神経疾患、寝たきりの患者様や物を飲み込みにくくなった年配の方に多く起きるもので、食事などの時に物を食べようとしての飲み込みの嚥下機能が低下して口から食道へ入らなくてはいけない物が気管に入ってしまう!これが「誤嚥」と言われるもので!
そこに口の中にいる「肺炎球菌」や普通に住んでいる「常在菌」と言われるものが、気管から肺へと一緒に吸引され「肺炎」を起こしてしまう、と言う病気です!
普通の人であれば間違えて食道から気管に入ってしまうと「咳反射」と言う物が起き、咳で気管からは押し出されるのですが、この機能が弱くなったり嚥下機能が下がることで、起きやすくなるのが原因なのです!
ところがこの原因の「誤嚥」ですが、決してお歳が行った方や寝たきりの方・・・! と言う事ばかりでなく、元気なお子様でも起きるのですよ、そしてそれが原因で最悪亡くなってしまう!と言う悲しいことまで・・・!
この「誤嚥」ですがお子様の場合、半分以上が1歳から4歳くらいの子供たちで!と言っても5歳以上の子供も2割ほどは占めていると言い、上は14歳くらいでも・・・?と、そこそこ大きくなっても安心は出来ないのです!
もちろんこの「誤嚥」ですが、どうして最悪の事態に、と言うと・・・? 食べたものを喉に詰まらせて・・・、と言うのが原因です!  乳児や幼児の口はまだ小さく「乳児では直径32ミリ」「幼児の3歳児で39ミリ」だそうです!
この喉に詰まらせての子供の「誤嚥事故」ですが、一番多いのは「ナッツ類」だそうです、まだ臼歯が生えそろっていないために、噛みつぶしにくく詰まりやすい物で、たった1粒のピーナツでも…と言う事もあるそうです!
他にも口の大きさよりも小さくした「ミニトマトや白玉団子」等でも詰まらせるそうで、確か2010年には小学校1年生の児童が給食の汁物に入っていた「白玉団子」をノドに詰まらせ、救急で病院に運ばれましたが確か、その3年後かに?意識の戻らないまま帰らぬ人に・・・!と、言う事故がありました!  その後にも同じように2歳ほどのお子様が、おやつのフルーツポンチに入っていた「白玉団子」で・・・!と言う事故が続きました!
他にも、コンニャクゼリーでと言うのもありましたよね!  メーカーは大きさや硬さに工夫をしているようですが、今でも同じように「喉に・・・!」と言う事故は数少ない様ですが起きているそうです!
これは、決して食べるものが柔らかいとかと言うなどの問題だけでなく、小さなお子様は元気が有り、良く物を口の中に入れて走ったり、笑ったりとしますが、こういった行為も原因になるようで、口に物を入れて息を吸い込む時にヒョイっと気管の方に入ってしまう!
そういえばたまにファミレスなどに行くと、若いお母さま方のグループでも、お母さまが楽しくおしゃべりをしている時に周りで、お子さんが元気に走り回っていたり、お互いに大きな口を開けて笑っている事、見かけますがそれが「危険!」
私が子供の頃は食べている時は、口に物が入っている時には、おしゃべりをしたり、席から立ちあがっても叱られた覚えがあります、口の中に物が無くなり箸をおいてから「ご馳走様!」を言い、その後は決して箸を持つな!と教えられました!  やはり、むかしの人は正しい?
それと怖いのがよくやる、お菓子などを投げて、口で受けるような事だそうです!   これは私もやりましたねー!ピーナツなどを上に投げてそれを口でキャッチ・・・!  確かに面白がって・・・!  考えてみれば確かに・・・!  特にこれを面白がって子供にやるのは・・・、非常に危険と・・・!
やはり食べる時、口に物が入っている時には・・・!  おしゃべりをしたり、大きな声で笑ったりとふざけてはいけない!のです!   くれぐれもお食事の時にはお行儀よく!です!
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