笠?傘・・・?

昨日からの生憎と言うか? うーん、まさに梅雨!だなー、と思えるような肌寒くシトシトと降る雨でした、今日は何とか雨はやみ、お日様が顔をのぞかせる時もありましたが、なんとなくやはり肌寒い一日でしたね?
この様な雨となると、もちろん出番が・・・「まってました!」と「傘」ですよね、たまたま昨日の帰り歩いていると、小学生の一団と・・・!それも男の子5人組が前を歩いておりました、この時間でも雨はシトシトでしたから、さすがに傘は差さないと・・・、もちろん濡れるはず!なのですが・・・?
彼らにはその雨粒が当たらないのか? 傘を差さない子も・・・? さらには、さしている子は子で? 相変わらずやっておりますよ、傘の役目は雨から自分の身体を濡れないようにする為のはずなのですが、二人分二本の傘を反対にして車道でコマのように回しだす!
まー、何たるかですよ! まー先日の傘の柄を持ってのクルクル左右にではないので、傘の芯が折れる心配はないのでしょうが別の心配が・・・?では・・・
子供ってとんでもない事を考えますよね、まーしばらくその団体を見ておりました!
でも、今私が言っている「かさ」ですが、この「傘」の字を使っておりますが、同じような目的で別にもう一つ「かさ」で、コレありますよね「笠」!  そのことが先日出ておりました!
元々の今の雨具としての「傘」ですが、この起源はお隣の中国や朝鮮半島から伝わって来たものだそうです!   その「傘」ですが、これは当時一人で支える事ができないほどの大きなもので、遠くは鎌倉時代などで絵や映画などで見かける、従者が主人に差し掛けるような使い方だったそうです、もちろんその当時、この傘は身分の表示のでもあったのでしょう?  その使用する人と言うのは貴族や僧侶と限られていたそうです!
ですから、今のように雨からよけるというよりも、日除けの効果の方が大きかったそうです!  その後武士や社会的に地位を得た人たちが、外出の時には必ずその行列には「傘持ち」と言うお仕事の人がいたそうです!
日本ではその差しかけるという「かさ」よりも、頭にかぶる「笠」の方が一般的だったようで、イグサや竹、スゲなどで出来たもので、その代表が「菅笠=すげがさ」だったそうです!  もちろんこの「笠」の方は雨や雪などから濡れるのを防ぐためにも使われ、そのほかにも人目に顔を隠すと言う為にも利用されたそうです!
この人眼から自分の顔を隠すというのは、「傘」の方も同じで、もともと「日除け」と言う事と他の人にその姿をさらさないという「遮蔽」の意味では同じ役割もしていたのです!
日本独自の「笠」ですが、それがそれぞれの形で工夫され、江戸時代などでも使われていた、足軽が被る「陣笠」あれも元々の「笠」からの発展ですよね、この陣笠は鉄板のようなもので出来ていたので、戦の時などでは、これを逆さにして、この上で煮炊きをしたとも言われますから? そんなそれぞれの時代でいろいろな工夫?が・・・
とすれば、今回目にしたこの男の子達のカサをひっくり返してのコマ遊びも、一つの工夫かな・・・?  まー、そのカサが壊れないように祈ります!
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