養生訓!

さー、先日来た来たの「梅雨」に入り、昨日今日と雨もお休みの一日でした、梅雨のお休みは良いのですが、しかし今日は風は強いは暑いはでしたね!  
これからはこの梅雨の季節は蒸し暑く、さらにそのつゆが明けると今度は今年も猛暑が・・・なのでしょうか?  そんな蒸し暑かったりすると食欲がなくなり、ついのど越しの良い飲み物に・・・?なんてなりませんか?  昼間っからの喉の渇きでつい飲んでしまう清涼飲料水等ですが、あまり飲み過ぎると身体には良くない・・・!と分かってはいても? ですよね!
もちろんダイエットなどをしている方にとっては避けないといけないのですが、もっと危険なのは、やはりそこに含まれる「糖分」そこは分かっている!でしょ?  今日は違うのです、そこに含まれる「塩分やナトリウム」なのです、サイレントキラーなどと言われる高血圧ですが、他にも自覚症状がなくつい気づかないうちにと言う病気が、それも命にかかわることも・・・と言うのが「慢性腎臓病」と言われるものです!
腎臓の働きは「タンパク質が身体の中で燃えた後の老廃物」これを身体の外に出したり、身体の水分量をコントロールしたり、体液中の電解質と言う物の濃度の調整、血圧を調整するホルモンの産出などです!
その「腎臓」が何らかの影響で障害されると、まず一番最初に出るのが、尿の中に「タンパク質や血液」が出てくる、それをほっておくとドンドンと腎臓の機能は悪くなり、夜に沢山のおしっこが出たり、血圧が上がり、貧血になったり、むくんだりと・・・!  もちろん年齢が進むと身体もそれなりになるように、この腎臓の働きも衰えては来るのですが、ですから尚の事なのです、特にそんな少しこの働きが弱ってきているのに、これからの夏、脱水予防でお水をたくさん取らなければ!と摂りすぎると・・・?
腎臓にはおしっこを作ったり、その濃さを調整するという作用も、ですから昼間には結構トイレには行くが夜になると朝までぐっすり・・・と、と言うのもこれは夜にはおしっこの濃さを昼よりも濃縮しているからなのですよ・・・!  ですから夏などに余分に取った水分はせっせと身体の外に出すように、腎臓がおしっことして出しているのです、ところがその働きが弱ってくると、外に出すためにのおしっこを薄めることが出来ず、血液が薄まってしまい、身体に影響が出て来てしまうのです!  ですから、腎臓が少し弱っていると言われたり「腎臓病」と診断されている方は、これからの季節、水分を沢山取ろうというのはあまり良くない事にも・・・!
年齢により…と言うのはしょうがないにして、ではその予防法は・・・?と言うと、やはり「食事療法」になるのです!  その食べ物と言っても血圧には多くとった方がコントロールが良くなると言われる「カリウム」ですが、それを排出するのは腎臓! ですからそれが弱ってくると血液中のカリウムの濃度が上がり心臓に負担が、と腎機能は正常だがすこーし弱ってきている方と腎臓の機能が低下している方では違うのです!  
そんな中「腎臓」の為に守りましょうと言われ、良く知られているのが「塩分」です! 
では、ちなみにですが、いったい日本人の食塩の摂取量がどのくらいが良いと・・・?  厚生労働省が公表しているのは最初の頃は1日あたり目標としては「男性は10g未満で女性は8g未満」でした、それが2010年に改訂され「男性で9g未満、女性では7.5g未満」とそれぞれ少なくなりました!  が、なんと2015年にはさらに改訂が・・・!で、今では「男性で8g未満、女性で7g未満」と厳しい物に・・・!
ですが、「高血圧学会」では6g未満、腎臓病をすでに…と言う方は3~6g、人工透析をなさっている方は6g、WHO世界保健機関の一日の塩分量の目標は?と言うと5g未満と・・・!  では、反対に今現在私たちがどれほどの塩分を摂取していると・・・?
「平成25年の国民健康・栄養調査」によると男性で11.1g、女性で9.4gだそうです!  まさにやばいよ、ヤバイよ!ですよ?    できないよ!ではなく、なるべく工夫をして・・・で!まずは心がけることからですよ!
以前から言い伝わる「養生訓」の中の一番最初に登場するのが「少塩多酢」とも出ております!  せめて嗜好飲料や調理済み加工食品は少なくするような事も・・・?大事かもしれません!
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