先日でしたか?生後6ヶ月の男の子が蜂蜜に含まれていた「ボツリヌス菌」が原因で「乳児ボツリヌス症」に罹り死亡!と言う記事が新聞などに出ておりましたが、ご覧になりましたか?
ボツリヌス? なんとなく聞いた事がある様な? 更には「蜂蜜」!これは毎日頂いております、健康ために!とか今人気があり、いろんなの花の物が出ておりそれが楽しみで・・・!なんて言う方も多いいのでは?
それが原因? 更には「死亡」なんて・・・! ホント?なんて思う方もいらっしゃるのでは? 今回は6ヶ月の男の子ですが、約1ヶ月程前から離乳食として蜂蜜を混ぜたジュースを飲んでいたそうです! そして「乳児ボツリヌス症」に・・・?
確かに1987年から厚生労働省は「1歳未満の乳児には蜂蜜を与えない様に」指導しております! この指導が行われる以前は離乳食などに使われておりましたし、またその当時の井戸水などでも「ボツリヌス菌」が発見されておりました! ただ、いまは同じ様に調乳に井戸水というのも使用しない様に指導がされております!
今は蜂蜜の容器のラベルには「ハチミツは1歳未満の乳児には、食べさせない様に気をつけ下さい」と書いては有りますが、では何故?それは先程の「ボツリヌス菌」のせいなのです!
「ボツリヌス菌」は土の中に「芽胞」という形で存在しており「毒素」を含んでおります、その致死量はと言うと? 約1gでなんと大人100万人分にもなるそうで、あの青酸カリでも1gでは5人位と言われますからその毒素は自然界でも最強と・・・!
勿論今回の様にその「ボツリヌス毒素」を含んだ食物を食べる事で起きるのですが、この「ボツリヌス菌」はブドウ球菌と同じ様に毒素型の食中毒菌の代表の様な物なのです、1歳以上に成ると体内では繁殖する事がないので安全なのですが、ところがそれより小さな「1歳未満」の乳児は腸内細菌が少ない事や消化管が短く、すぐに細菌が腸まで達してしまう、その為に増殖して、毒素を出して拡がってしまうのです!
更には非常に熱にも強く毒素は100度で10分以上加熱する事で死滅はするのですが、その元の「芽胞」は耐久性が強く毒素が無くなっても死滅ははしないのです!
そんな自然界最強?と言われる「ボツリヌス菌」それが国内産でも、およそ5%の蜂蜜には入っているとか言われます、20回もしもお気に入りのハチミツを買うとすると、その1本には入っていると言う計算に・・・?
勿論、入っていてもハチミツに含まれている程の量であれば、我々大人でなくても1歳を越えればなんら心配はないのですが、先程の通りに1歳未満の乳児には非常に危険という事です!ですから家で使っているのは信用ができる所の物だし、いつも使って居るから!ではなく・・・
もちろん食べているから直ぐに「ボツリヌス症」に成るのが100%では無いですが、そのチョットした自信? そして「チョットならば大丈夫!」と言うのが当たり前にならない様に・・・!
何たって、国内産であっても「5%」は「ボツリヌス菌」に当たるのですよ! くれぐれもそんな乳児をお持ちのみなさまご注意を・・・!
地域の「かかりつけ薬局」の「サン薬局」です!